【学習センター機関誌から】所長挨拶

4月1日から、放送大学鳥取学習センターの所長に就任した渡邉文雄です。3月末までの3年間、本学習センターの客員教授として経験を積ませていただきました。その中で、鳥取学習センターの素晴らしい学舎としての魅力を深く理解しました。この経験を生かして、センター長としての責務を果たす所存ですので、何卒よろしくお願いいたします。

私は3月まで鳥取大学で食品学や栄養学の分野で教べんを執っており、健康維持・増進には日々の生活における「食事や栄養」が大切であることや定期的な運動の重要性を学生に教授してきました。人生100年時代を迎え、充実した人生を生きるためには、技術や社会状況が急速に変化する中で、学び続けることが一層重要になっています。新しいスキルを身につけたり、趣味や興味を追求することで、知的な刺激を保っていくことも大切です。自分の人生の目的や価値観を考え、それに向かって努力することにより、充実感が得られ、新たな友人との出会いや絆が深まることで、高い幸福感も得られることでしょう。鳥取学習センターは地域の知の拠点として、学ぶ人たちが現実の社会で活躍できる力を身につけ、充実した人生を過ごせるように多数の講義やセミナーを展開しています。

現在、鳥取学習センターには様々なバックグラウンドを持つ社会人学生が多く在籍されており、教員、看護師、公務員など様々な職業に従事する方々が働きながら専門知識を深めています。また、定年退職後に興味のある学問領域の講義を受講し、知識を深め、卒業論文研究を通して真理を追求する過程で、新たな人生の目標を見いだされた学生も少なくありません。鳥取学習センターでは、これらの学生の皆様に対し、柔軟かつ適切な学習環境を提供し、仕事などとの調和を実現できるようサポート体制を充実しておりますので、明るく楽しいキャンパスライフをお過ごしください。

最後に、放送大学への入学を検討されています皆様には、鳥取学習センターが提供する充実した教育プログラムを広く知っていただき、皆様の夢と目標に向けてお手伝いできることがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。皆様と共に成長し、未来に向けて一歩ずつ歩んでいけることを、教職員一同、楽しみにしております。