福島登山サークル
春の「湯ノ岳」登山

放送大学福島学習センター
斎藤 芳久さん(写真左下)
桜の花の満開を迎えた4月12日、いわき市にある「湯ノ岳」に登ってきた。湯ノ岳は、標高593m「うつくしま100名山」でも紹介されており、今回は4名の参加者である。全員初めて登る山(?)で、登山口までの道順や登山道の状況などネットや本で紹介されているもののわくわくドキドキである。集合は7時30分学習センター駐車場、全員定刻に集合、都合で参加できない会員が見送りに来てくれた。「気を付けて行ってきてください」との励ましをもらい、それぞれの荷物を同乗する車に積み替え出発進行。東北道から磐越道そして常磐道と車を進めた。目指すは丸山公園登山口、途中の車中からの景色は、萌黄色の木々の新芽と目を引く桜の風景を堪能しつつ、設定したナビに導かれ、迷うことなく9時頃公園に到着した。空は快晴、朝のひんやりとした空気がここちいい。身支度を整えつつ、登り口には「熊注意」の看板。そして登山案内の大きな看板。当初は山頂往復を考えていたが、看板をみるとやや道路歩きはあるものの別の「御山掛け登山口」に下りられそう?
いざ出発。山道は、最初一旦下るも、すぐに急登が始まった。汗が噴き出す。着ていた上着を脱ぎ、いつしか話し声も少なくなっていた。また途中登山道が分かりにくいところもあったが10時30分観音堂跡着、行程は約3分の2を過ぎたところ。いったん道路に出てから、また導かれ登山道に入った。頂上もまもなくではと思うと力が入った。まもなくと思うとなかなか頂上に着かない。急登を登り切ったところから、斜面もゆるくなり、ほどなく頂上に着いた。

11時、山頂といっても三角点と道標、周りは樹林とアンテナ用の建物に囲まれ全く展望はない。それでもそれぞれ座る場所を探し、荷物を下ろすとほっとする。ほっとするとお腹がすいたのが感じられ、お昼となった。それぞれが持ってきた弁当やおにぎりを頬張る。食事をとると疲れた体も少し回復した感じがした。しばらく休み集合写真をパチリ。下山することにした。コースは、戻りではなく案内図でみた「御山掛け登山口」へのコース、このコースは展望がいい、少し下ると太平洋も望めた。周りの山々も望むことができた。いずれにしても登った分だけ下らなければならない。途中整備されたつづら折りの下りの斜面を何回折り返ししたことか。かつては、修験者の修行のための道といわれた意味が理解できる。それも終わるとようやく不動沢着12時46分まもなく舗装道路に出た。そこからは、道路をひたすら歩くのみ。途中休憩がてら小さな本屋に立ち寄り、店主こだわりの本を眺めるも更に丸山公園を目指して歩いた。ようやく着いた丸山公園15時11分、約2時間の道路歩きとなった。
公園散策の余裕もなく、湯本温泉公衆浴場「さはこの湯」を目指して車を走らせた。入り口はいかにも江戸時代で歌舞伎座を思わせるような建築で風情がある。やや熱かったがさっぱり。学習センターを目指し帰路についた。
学習センター駐車場着18時。今回の登山で、道路歩きは大変であったが、多くの景色を堪能できたことは経験として満足している。
<動画紹介>
本記事をご寄稿いただきました斎藤 芳久さんのインタビュー動画もございます。ぜひご覧ください。
福島学習センター機関誌「もみじ」第114号(2026年7月発行)より掲載


