【学習センター機関誌から】卒業生代表謝辞

佐賀学習センター
森 慧莉

 

卒業生を代表いたしまして謝辞を述べさせて頂きます。本日は私たちのために、このような式を挙行して頂き誠にありがとうございます。私たちが無事に卒業できますのも、センター所長始め職員の皆様のお陰だと深く感謝しております。

私は2008年に「心理と教育コース」の前身である、「発達と教育コース」に3年次編入しました。その頃はインターネットが今ほど発達しておらず、映像授業は学習センターでビデオを見たりDVDを借りて帰ったりしていました。住んでいるところから学習センターまでは、車で片道1時間程度かかるため頻繁に通うことはできず、卒業までやり遂げることができるのか不安に思っていた私に、職員の方々は単位の取り方や卒業までの流れなど丁寧に教えてくださいました。

2008年に編入してから、卒業の日を迎えるまでに16年の月日が経ちました。結婚、出産2回、夫の転勤による引越し2回。そのうち1回は海外への引越しだったため、3年間除籍しなければなりませんでした。再入学してここまで続けることができた理由は「学びたい」という気持ちがあったからです。仕事や育児に追われる毎日ですが、インターネットの普及のお陰で、自宅はもちろん、イヤホンをすれば電車の中や図書館、ラジオ授業は車の中でも聞くことができるようになりました。試験もオンライン受験で学習センターまで通う必要もなくなり、空いた時間での学習や受験が可能となりました。「学びたい」気持ちがあれば、どんなに忙しくても興味が尽きることはありません。放送大学はそんな人たちにとってかけがえのない存在です。

今、念願の学士課程を修了し、卒業の日を迎えられることに感謝の気持ちと達成感で一杯です。放送大学は卒業しますが、今後も趣味である語学学習は続けていきます。まだまだ知りたいことがたくさんあります。今後もお世話になることがあるかもしれません。その時は、よろしくお願いします。

最後になりましたが、放送大学佐賀学習センターの更なる発展とご多幸をお祈りしまして卒業生代表の謝辞とさせて頂きます。

2023年9月24日
卒業生代表 森 慧莉


佐賀学習センター機関誌 「バルーン」105号(2023年10月発行)より

 

公開日 2023-12-22  最終更新日 2023-12-22

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