【学習センター機関誌から】2021年度第1学期卒業生 卒業生代表の言葉

教養学部 心理と教育コース卒業
大舘 和

 高校を卒業し都内の大学に進学したものの、1年足らずで中退。翌年地元の専門学校に進学したものの、不安障害のため登校できない日々が続き、3年時に中退。と、学校に通えないことが続き、学びを諦めかけていた時に放送大学というものを知りました。

今回こそは絶対に卒業する!と意気込んで再開した放送大学での学びは、とても興味深く面白かったです。心理学を学ぶことは自分自身と向き合う良い時間となり、心身の回復にとても役立ちました。特に認知行動療法は、授業で学んだ内容をすぐに実践的に活用してみることで、学びが深まるだけでなく不安を取り除くことにもつながりました。

世界的に見て日本は、一度機会を逃すと再び社会に戻って学びをやり直す、ということが難しいと感じます。以前の私のように、学びたいけど学校に通えないことで逸脱してしまうのではないか、と悩む若者たちが、放送大学という学びの場があることを知り、学ぶことを諦めなくても良い世の中になっていくことを願っています。        


群馬学習センター機関誌「上州」80号より

 

公開日 2022-02-18  最終更新日 2022-11-11

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