【学習センター機関誌から】2021年度第1学期卒業生 卒業生からの言葉

卒業生代表 山本 渡

私が放送大学に入学した動機を少し述べたいと思います。
東京単身赴任中に書店でパンフレットを見たのがきっかけで、退職後新潟に戻ってそのことを思い出して放送大学に入学し、最初は科目履修生それから全科履修生となり12年が経ちました。

専門商社に勤めていた関係上、専門性を追求する職場でした。そのため、あまりにも狭い事しか知らない私だったので、入学してから現在まで、私の知識欲を本学にて埋めて頂いています。
学位を取得しそれを基に就職する人もいるでしょうが、放送大学はそれだけではなく、生涯学習を楽しむのに最も適した大学でもあると思っています。

以前、県の海外博覧会に同行して中国東北部、韓国、ロシア極東等を訪問する機会がありました。海外で経験した異文化交流は、まさに生きた勉強で、それには本学にて学んだ事が役に立ちました。それを機に物事を、近視眼的に見ていた私が大局的に見るようになりました。
印象に残った科目にオンライン授業の「がんを知る」があり、実際に県立がんセンターに行き情報収集を行いました。また、何気なく使っている日本語がこんなにも進化していることを学べた「日本語入門」、毎日使用している自動車がこんなにも電子化されていることを知り、又エンジンの分解、組み立てまでした面接授業の「自動車構造の基礎」などがあります。
さらに、疑問を解決できる場として、毎週開かれている勉強会を利用させていただいています。勉強会では、仲間もでき、励みにもなっております。

現在、コロナ禍により学生生活、社会生活の環境が激変いたしております。
ダーウィンの進化論の中にこんな言葉があります。「この世に生き残る生き物は、最も力の強いものか。そうではない。最も頭のいいものか。そうではない。それは激しい変化にいち早く対応できる生き物だ。」
今後、本学で学んだ知識を、環境の変化に対応できる力に代え、これからの生きる糧にしたいと思います。


新潟学習センター機関誌「松籟」137号より

公開日 2022-03-18  最終更新日 2022-11-11

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