西方 順子
放送大学沖縄学習センター
教養学部生活と福祉コース卒業
2025年度名誉学生


私が放送大学に入学したのは、「身についた教養が欲しい」と強く思ったからです。日々の生活の中で、どこか心が乾いているように感じていた私は、学びを通して自分を変えたいと願い、放送大学の扉を叩きました。
最初に選んだ「人間と文化コース」は、まさに心が躍るような楽しさに満ちており、学ぶことの喜びを思い出させてくれました。一方で、最初の4年間は放送大学が遠く感じられ、孤独や疲れを覚えることもありました。それでも不思議と「挫折した」と思ったことは一度もありませんでした。
コロナ禍をきっかけに、単位認定試験が自宅で受けられるようになり、学びのスタイルが大きく変わりました。私にとっては大きな追い風となり、より自由に、より深く学ぶことができるようになりました。
すべての勉強が嬉しく、楽しく、心からの喜びでした。収入が半分になった時期もありましたが、それも当然のこととして受け止めていました。私にとって何より大切だったのは、「卒業すること」だったからです。
名誉学生を目指すようになったのは、1つ目のコースの途中でした。6つ目のコースを卒業する方がいると知り、「私もそうなりたい」と強く思いました。そして今日、その夢が現実となり、この場で皆さまにご挨拶できていることを、心から誇りに思います。
本当は東京の会場で卒業式に参加したい気持ちもありました。しかし、6つのコースを修了できたこと自体が、私には身に余るほどの光栄です。だからこそ、これ以上派手な行動に出るのではなく、静かにその喜びを胸に刻みたいと考え、今日ここでの式に臨んでおります。
今後は、コロナ禍で出会った沖縄三線を楽しみつつ、本業にもこれまで以上にしっかりと向き合い、身を引き締めて邁進していきたいと考えています。
最後に、放送大学という素晴らしい学びの場に出会えたこと、そして支えてくださったすべての方々に、心より感謝申し上げます。
沖縄学習センター機関誌「キャンパスニライ」第113号(2026年4月発行)より掲載


