放送大学 和歌山学習センター

2024年度第1学期学位記授与式が9月29日(日)和歌山学習センターで行われました。
和歌山学習センターでは教養学部18名が卒業されました。
教養学部 生活と福祉コース 岸本 吉弘さん
私は、このたび「生活と福祉コース」を卒業しました。その前には「心理と教育コース」に所属しており、内容が近い印象があったことがコース選択の理由でした。正直、自分の興味の持てる分野であるかは心配でしたが、その心配はすぐに解消されました。
放送大学での学びは、それまでに自分が何となく分かっていると思っていることをより深くすることができるものと感じています。いくつか受けた授業の中には、私に強い印象を残すものがあります。放送授業では、「人体の構造と機能」が挙げられます。私の人体の働きについては、正直中学生までの知識で止まっていました。ですが、この科目を学ぶことによって、日常生活で当たり前と思っている人体の働きが、とても複雑にそして正確に行われていることに驚き、また自分の体のことを理解することに役立ちました。

また、面接授業では東京足立学習センターで受講した「多様性理解とコミュニケーション」という授業です。話がそれますが、私は面接授業の受講登録をする際、近畿地方で開催される面接授業については、シラバスを読むようにしています。ですが他の地方の授業では、シラバスを読まずに登録することもあります。この授業もシラバスを読まなかったもののひとつで、タイトルから障がい者のことなのか外国人のことなのかと想像していました。ところが、受けてみると子どもに自分の可能性に気付かせるための取り組みが紹介されており、教育に携わっている身として、子どもにどう接するのがよいかを考えてみるよいきっかけになりました。
今年の10月からは「人間と文化コース」の学生として、引き続き学習を続けていきます。
何かの機会があれば、みなさんと交流する機会があればと思います。
卒業に寄せて 教養学部 情報コース 木村 勇さん
今秋「情報コース」を卒業し、現在は「生活と福祉コース」で引き続き学んでいます。これまで6コースのうち5コースを卒業しましたので、2年後には“名誉学生”になる予定です。
33年前に科目履修生として編入学したのが放送大学生のスタートです。当初は興味ある科目を学んでいましたが、鳥取砂丘の研究で第一人者・赤木三郎先生の著書『砂丘のひみつ』を読んだのがきっかけで鳥取砂丘の形成過程について興味が湧き、これをテーマに卒論を書きたく全科履修生として「自然の理解専攻」に編入しました。学んでいる中で赤木先生が鳥取学習センターの所長となり、卒論の段階で指導の先生に赤木先生の指導が受けたい旨を伝えると、夢が叶いました。私のこれまでの放送大学生として学んできた中でこのことが一番の思い出です。

私は大阪市民ですが8年前から和歌山学習センターの所属です。ここでの面接授業は面白いのが多くよく受講していましたが、職員さんのアットホームな対応にも魅せられたので。これまで西は長崎、東は秋田の学習センターで受講しましたがホンとそう思います。今回卒業できたのも職員さんのサポートがあったからです。又、普段は孤独との戦いですが、今回も超イチオシのSSW&バンドの”曲”と”頑張り”にもパワーをもらい卒業できました(https://note.com/kimisa0504/n/n12238b5beb9c)。
本当に学ぶことが楽しくてここまできました。今は面接授業をメインに履修していますが当落がありなかなか当選しない科目も。大阪学習センターの『住吉大社御田植神事』は7年目にして当選しました。何でも諦めたらダメですね!!皆様もそれぞれの目標に向かって一歩一歩前進を。私は大学院進学に向かっても、今から準備していきたいと思います。共に学び続けましょう!!
和歌山学習センター機関誌「てまり」第106号(2025年1月発行)より掲載