【学習センター機関誌から】新しい仲間との出会い

(岡山SC)白髪 加代子

私は、放送大学に2011年4月「生活と福祉コース」に入学しました。

子供が社会人となり、自分自身の願望(大学で勉強したい)を実現することができました。卒業までの期間が十年というのも、私を勇気づけました。
放送授業のインターネット配信も始まったばかりで、自宅での勉強がより便利になっていました。建築関係の仕事をしていた関係で、建築学の授業科目のある「生活と福祉コース」を選びました。

そしてもう一つ、大学生活での楽しみはサークル活動でした。
エイッ!と「俳句クラブ」のドアをたたき、沢山の先輩方のご指導をいただくことができました。月一回の句会で、皆様と楽しい時間を過ごしています。
吟行や宿泊研修、他の俳句サークルとの交流会、親睦会等社会人ならではの経験をしています。

先輩は名誉教授・消防士・看護師・元商社マン・茶道教師・書道家等、人生経験豊富な方々から沢山のお話を伺うことができ、豊かな知識を得ることができています。これも放送大学ならではの特徴だと思います。
面接授業や試験の際には、色々とアドバイスをいただき、孤独になりがちな勉強を続けていくうえで大きな励みになりました。

また、「俳句クラブ」の先輩に卒業研究を履修された方がおられ、自分もチャレンジできないかと考えるようになりました。2020年に岡山大学の本田晃子准教授のご指導により履修を開始しました。
しかし、コロナ禍での資料文献収集(岡山大学図書館の使用禁止・公立図書館の使用制限もありました)、メールでの本田先生のご指導となり、一時は茫然とすることもありました。

研究後半時には対面での指導が可能となり、本田先生のきめ細やかなご指導により十月末の完成となりました。その後、合格の通知をいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。

私の学生生活は、新しい仲間との出会いにより、より豊かなものになっています。そしてこれからも学びは継続していこうと思います。


岡山学習センター機関誌「赤レンガ」第63号(令和4年4月)より)

公開日 2022-11-18  最終更新日 2022-11-18

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