【学習センター機関誌から】ウィズコロナ時代の「大人の食育」① ~夏の疲れた体と心は 秋の土用で自分メンテ!~

沖縄学習センター客員教員 森山克子
(専門分野:給食管理、調理学、食育)

2020年の夏は、私達にとってウィズコロナの不安と酷暑で例年にない日々でした。そのため、秋の土用の頃には、夏の疲れが出てくる方も多くなるでしょう。普通「土用」と聞いて浮かぶのは「土用の丑の日」です。その日は「夏の暑さに負けないように!うなぎを食べる日!」という事です。実は「土用」は年4回あり、立夏・立秋・立冬・立春の前のそれぞれ十八日間の称で、夏だけのことではありません。それぞれの土用の季節にも夏のようにこれを食べたらよい食べ物があるのです。今年の秋の土用は10月20日~11月6日です。

陰陽五行論的には、土用の期間は季節の変わり目ということで体調を崩しやすいこともあり、普段以上に気をつけて行動をしたり、旬のものを食べて体に活力を取り入れたりする必要があるといわれています。


秋の土用の頃は、夏の疲れや心配事がある感じがあると「脾(ひ)」に影響を与え、胃に負担がかかりやすくなるといわれています。胃に違和感がある方は消化のよい食事から!この時期のおススメの食材は、旬の秋刀魚、黄色の食べ物(いも類、かぼちゃ、栗)、自然な甘さのある穀類(もちきび、玄米)、野菜(玉ねぎ、大根、人参)、梨、柿等果物。ここでいう「甘味」は、自然の甘さです。白砂糖の入った菓子は、かえって「脾」の負担になり疲れがとれにくくなる場合もあるのでご注意を!秋に実る、収穫する自然の甘さを取り入れましょう。栄養学的には、免疫力アップを考えると良質のたんぱく質、ビタミンC、ビタミンE、ポリフェノールなどを積極的にとりましょう!ウイルスが付着するといわれる粘膜を強くするのはビタミンAやカロテン!色の濃い野菜や果物を意識的にとって、体の内側から抵抗力を強くします。


まとめ

  • 『今回の「大人の食育」のポイント!』は、旬の食材を加えた和食を中心にしましょう!
  • そして主食+主菜+副菜+(汁)をお忘れなくバランスのよい食生活を!
  • “自分の主治医は自分”である!「大人の食育」で自分をケアーしていきましょう!

献立例

・ 栗(さつま芋)ごはん・秋刀魚の塩焼き
・ 大根おろし添え・玉ねぎ入り味噌汁・かぼちゃの煮物
・ 冷ややっこ・シークワーサー

忙しい人の時短プラン

1.品数を少なくする例
① 豆腐は味噌汁の具へ
② かぼちゃはカボチャスープへ、または沖縄風味噌汁へ
③ かぼちゃの煮物や芋ごはんは、休日に作り冷凍。または冷凍食品や総菜を購入して時短!

2.魚焼きグリルが不要な例
フライパン用ホイルを使用してフライパンで焼くため片付けが時短!

(沖縄学習センター機関誌「キャンパスニライ96号」より)

機関誌『キャンパスニライ』バックナンバーはこちらから→https://www.sc.ouj.ac.jp/center/okinawa/about/magazine.html

公開日 2021-05-31  最終更新日 2022-08-08

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