『災害を乗り越える防災基礎力入門(’26)』 (放送授業・テレビ科目)

担当講師:木村 玲欧
(兵庫県立大学教)

担当講師:田村 圭子
(新潟大学特任教授)

<推薦者のコメント>村松 俊朗さん(選科履修生)

「災害を乗り越える防災基礎力入門」

私は一昨年まで、団地の自主防災組織の立ち上げから始まり、役員を約10年務めていました。その間、食料などの備蓄や家屋内での安全確保など、災害時に「命を守る」ための自助のレベルでの備えを中心に、まさに住民の「わがこと意識」を高めることが一貫したテーマでした。

今回この「災害を乗り越える防災基礎力入門」で学んで、少なくともまず防災組織の運営者、指導者はもっと幅広い視点で取り組み、それを住民全体に浸透させなければならないと感じました。すなわち「知る」「備える」「行動する」それぞれにおける「わがこと意識」です。そうした意味では、近隣の町内を束ねる地域防災拠点の運営は「共助」の一部ですが、私たちの防災組織とほぼ同じように「備える」のレベルにとどまっていると感じます。また、主に「公助」に関わる制度面に関する意識は非常に薄いということも、今回学んだことにより認識しました。

この講座の開始と同じ頃に、私は地域FM局のパーソナリティの一員となりました。5月末の防災気象情報の見直しの時は、テレビ等でもさまざまな報道がされましたが、ちょうど授業(第7章)で学んだ考え方をもとに、リスナーが正確に理解できるように発信しました。また、たまたまその直後(6月上旬)の台風接近により地元にレベル4警報が発出された際も、改めて警報についてその種類(レベルおよび土砂災害、浸水の区別など)を説明したり、ハザードマップの確認を呼びかけたりしました。幸い目立った被害はなく その日は過ぎましたが、今後も「災害はいつでも起こり得る」こと、そのために大切な「防災基礎力」についても、自分がしっかり咀嚼した上でわかりやすく発信していきたいと思います。

本当に有益な講座をありがとうございました。

<木村先生からのコメント>

本科目での学びを、これまで約10年にわたる自主防災組織役員のご経験と重ねあわせ、さらに地域FMでの発信へと結びつけておられることを、とても心強く感じています。

「知る・備える・行動する」を住民一人ひとりの「わがこと」にしていくには、地域の言葉で丁寧に伝えていただく方の存在が欠かせません。今後も、ご自身で咀嚼した防災基礎力を地域に広げてくださることを期待しています。

温かいコメントをありがとうございました。

<田村先生からのコメント>

講座の受講をきっかけに、「わがこと意識」をさらに高め、個人のそなえ(自助)にとどまらず、地域の防災力やその課題について考え(共助)、さらに放送メディアを通して発信するなど、具体的な防災活動につなげていらっしゃることを、大変うれしく、また心強く感じました。

一人ひとりの力が地域へと広がり、さらに発信を通じて多くの人に伝わっていく。こうした活動こそが、社会全体の防災基礎力の向上につながっていくのだと感じています。



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公開日 2026-10-29  最終更新日 2026-10-29

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