【学習センター機関誌から】生涯学習奨励賞 金剛賞受賞者からの寄稿-埼玉

学生生活を振り返って


江原 啓子 (えはら けいこ)
2000年第2学期に科目履修生として入学。
以後、継続した修学を経て、2006年第1学期、全科履修生として入学。
2011年度第2学期 自然の理解専攻にて1度目の卒業。
2023年度第2学期をもって、合計6専攻/コースの卒業を達成し、
生涯学習奨励賞金剛賞受賞。

前号の『さきたま』を読んでびっくりしました。私も小尾信彌先生の講義がきっかけでした。
偶然チャンネルが合い、音声だけでしたが熱のこもった講義に耳を傾けていました。子育ての合間の貴重な時間でした。電波状況が良くなって聞ける講義が増えるにつれ、単位を取得したくなってきました。そこで平成12年、科目履修生として1科目から始めました。その頃は卒業することは全く考えていませんでしたので、先に授業を視聴してから好きな科目をとっていきました。新設科目以外は予め視聴できるというのは放送大学ならではの利点だと思います。
そして取得単位数が卒業要件の半分位になった頃、思い切って卒業を目指すことにしました。
20単位の面接授業は大変でしたが家と違いどっぷりと学習に専念できる時間でした。各分野の最先端でご研究をされている先生方の講義を直接受けられるのはとても贅沢な事だと思います。

そして平成23年、何とか最初の卒業をしました。
卒業の行事を楽しみにしていましたが、あの東日本大震災がおきました。混乱の中、準備をして下さった方達は対処が大変だったと思います。
続けて再入学し、その頃は放送大学エキスパートという目標も増えました。自分の選択では履修しなかったであろう科目で違う世界を知ることもありました。
また、生涯学習奨励賞を目指し5回再入学したことによって、以前学習した内容がほかのコースでも出て、違った角度から復習することができ、より理解が深まったりしました。

新型コロナでどうなるかと思いましたが、大学の色々なご尽力で学習を続ける事ができ、金剛賞を頂くことができました。ありがとうございました。


生涯学習奨励賞を受賞して



藤田 武敏 (ふじた たけとし)
2006年全科履修生として入学。
2013年度第1学期 社会と産業コースにて1度目の卒業。
以後、教養学部すべてのコースを卒業。
2023年度第2学期、生涯学習奨励賞金剛賞受賞。

私は、退職後法律を勉強したいと思い放送大学へ平成18年に入学しました。
コースは法律の科目が多い<社会と産業>を選択し、受講途中、レベルを知るため司法書士の試験を受験しましたが、全く歯が立たず、法律の勉強は早々に断念しました。

このコースの卒業には7年掛かりましたが、NHKホールで行われた学位記授与式に出席した際、当時の岡部学長の式辞での「継続は力なり」のお言葉が印象に残り、全コース受講することにしました。

受講に当たっては、各コースの片方(例えば、心理と教育では心理)の科目に絞って受講しました。そういう意味では半コースかも知れません。全コースを卒業するまでには、受講科目の登録忘れや試験直前に突然の心臓病で1ヵ月の入院といったこともありました。

そんな中で一番残念だったのは新型コロナです。それまでそれなりに緊張感を味わうことが出来たセンター(教室)での試験が無くなったこと、私自身の基礎疾患のためセンターへ行けなかったことです。
今後は、選科履修生として継続したいと考えておりますので、よろしくお願い致します。

最後になりましたが、埼玉学習センターには18年間の長きに渡り在籍させて頂き、各所長さんを始め関係各位の皆様に大変お世話になり、有難うございました。
また、放送大学の各先生方にも御礼申し上げたいと思います。


埼玉学習センター機関誌 「さきたま」2024年春号通巻52号より

公開日 2024-06-28  最終更新日 2024-06-28

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