【学習センター機関誌から】学生サークル紹介 ~福島登山サークル

加藤 英夫
全科履修生(生活と福祉コース)

放送大学の皆様こんにちは。一度卒業し、再入学した加藤と申します。

放送大学は様々な科目があり充実している学びの場ですが、今回はその中でもサークルのご紹介をさせて頂きます。
しかし、私自身は歴史ある福島登山サークルに加入し、参加させて頂いたのはちょうど一年前なので諸先輩方がいる中で大変僭越ですが、新人として感じたサークルの素晴らしさを伝えしたいと思います。

私自身も登山の経験は皆無に近く、若いときに数回誘われて登山した記憶しかありませんでした。
この状況は変えてくれたのは良くも悪くも新型コロナによって会社付き合いの会議や懇親会が減り、体調も若いときより落ちるとともに、面接授業も制限あり、何かしなければと思っている矢先でした。

福島登山サークルの存在は知っていましたが、登山の経験がほとんど無い私が参加することは迷惑になってしまうのではないかと最初はためらいましたが、コロナ禍でウォーキングを少しするようになり体力が少し戻ってきたので思い切って参加してみようと思いました。

思い切って飛び込んでみると、皆さん経験豊富な方々でしたが、初心者の私に合わせてアドバイスをして頂き、現在は仕事で参加出来ない時以外、サークルがあるときは参加しています。

一例として、去年の参加させて頂いた山行でも1泊2日で参加した新潟県の巻機山についてご紹介させていただきます。
山行の前日に南魚沼市の民宿に泊まり、地元魚沼産のコシヒカリと山菜・魚を頂きました。前日なので深酔いはできませんでしたが、日本酒も提供していただき楽しい時間を過ごしました。

翌日は5時頃から登り始めました。巻機山の麓は古くから織物や養蚕が盛んで、頂上部には養蚕の神として機織りの姫が住むとされている信仰の場とされています。
急な場所もありますが緑と途中での越後の山々が雄大に見えます。途中にニセ巻機といわれる前巻機があり、避難小屋を超え、そこから美しい地塘があります。

登山をすることはその地域の歴史や信仰、食事など全体を味わうことであり、ドライブだけでは経験することができない深い体験をすることができます。合計約11時間の山行でしたが達成感もありました。

忘年会として朝日山にも行き、自然の中で芋煮会をしたのも今までにない経験でした。
それぞれの参加する山についてはランク分けされているので、自分の体力にあった参加をすればいいと思います。
私自身も1年前にはこのように登山をしているとは想像できませんでした。

経験豊富な皆様に教えて頂きながら、そして経験し学ぶことは放送大学の授業だけでは達成できないことだと思います。様々な年齢の方と語らいながらの山行は人生を豊かにしてくれると思います。
ぜひ、経験の無い方も試しにご参加ください。


福島学習センター機関誌「もみじ」102号(2023年7月発行)より

公開日 2023-11-24  最終更新日 2023-11-24

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