知をかけるトレーニング 立花 修(たちばな おさむ)/ 福岡学習センター

かつての大学時代の同期生に出した年賀状に「現在、放送大学在学中」の旨、書き添えたところ、翌年、先方から届いた年賀状には「いつまでも青春ですね」とコメントが書かれていました。
生涯学習やリカレントが言われるようになってかなりたちますが、まだ、中高年になって勉強するということが若さの継続であると、一般には認識されているのだろうかと考えていました。

しかし、そもそも何かを学ぶということは、若さを保つためではないはずで、何となく気になっていましたが、2022年12月30日の日本経済新聞のコラムに、フーテンの寅さんの名言として、受験勉強中の満男に「勉強したやつは自分の頭できちーんと筋道を立てて、どうしたらいいかを考えることができる」と言っていたという話が紹介されていました。
そのときはそういう面もあるかと思いながらも、そのうちそれが、受験生でもない自分自身の学びの原動力と考えるには、少し違和感があると感じるようになりました。

そんな中で、ふとしたことから、アルベルト・アインシュタインの「学べば学ぶほど、自分がどれだけ無知であるか思い知らされる。自分の無知に気づけば気づくほど、より一層学びたくなる」という言葉に出合い、心に響くものを感じました。
アインシュタインのレベルには、とうてい及びませんが、今ではこれこそが自分の知識欲のみなもとであろうと思っています。

現在は、定年退職後の自由な時間を使いながら、自分の興味を羅針盤にして、まるで知の航海を行くような気持ちです。ビジネス現役時代もそうでしたが、今までわからなかったことがわかったときには、独特の感覚があります。
この感覚がわかると、勉強するのも楽しくなるのですが、毎日、そういうことがあるわけでもないので、日頃は、そのためにトレーニングをしているようなイメージです。


プロフィール  

1953年岡山市生まれ。
大学卒業後、長年勤務した会社を2018年9月定年退職。
同年10月放送大学「自然と環境コース」入学。
その後、「情報コース」再入学を経て、現在「社会と産業コース」在籍中。
福岡市在住。無職。

※2023年6月12日 本誌掲載の記事です。


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公開日 2023-08-23  最終更新日 2023-08-23

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