自分にとっての勉強 川元 英樹(かわもと ひでき)/ 長崎学習センター

小学校から高校までの学習生活というと自分から積極的に学習するというよりもどちらかというと先生から与えられたことを学習することが多かったような気がします。

高校を卒業した後は建設業や接客業などの様々な職業に就く機会がありましたが、その仕事場で必要になったのが学習です。現場での施工時や接客業では販売するための分析など、学習する必要性を感じることがありました。
給料アップややりがいのため勉強に励みましたが、勉強を開始すると出会いも増え、今は自分の生きる方向性もより自分らしくなってきたと感じています。

私の場合はその方向性は看護師というものでしたが、勉強することが増えるとともにさらに出会いが増えることやその勉強もその場しのぎの知識でなく、今勉強していることを社会への良い影響につながるように意識できるようになったことを嬉しく思っています。
十代の勉強は数学や国語などの試験に受かるために勉強する意味合いが強くありましたが、今は興味のある分野で不明なことを解明する楽しみやさらに学習発展があります。

放送大学に入学してからは専門看護師の夢を抱き単位修得を行いましたが、自分のペースや興味のある分野を学習でき、単位取得だけでなく今の看護師の仕事での患者様への看護や病院への利益、また、職場での人間関係に至るまで良い影響を与えるものだと感じています。

今の日本は高齢社会の真っ只中であることや世界情勢の影響を受け進んでいると思います。世界の国の中でも経済が伸びにくい状況、国内での貧富の差が拡大していますが、一人一人がどのように受け止めているかが大切なような気がしています。
その厳しい中でも自分らしく楽しく生活できるようにするための勉強が必要だと思っています。自分らしい勉強をする方が増えると日本という国や世界が良い方向に向かっていくような気がしており、これからも勉強を続けていきたいと思っています。


プロフィール  

2023年3月教養学部生活と福祉コース卒業。長崎県出身。
県内の高校を卒業後は仕事に従事しながら9.11後のニューヨークを訪れての体験から国外での暮らしに興味を持ち東南アジアなど旅をする。その後は日本をヒッチハイクで周る。
通信制の高校に入学し看護師の道を歩む。
現在は臨床経験を積みながら専門看護師の取得を目指している。

※2023年8月28日 本誌掲載の記事です。


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公開日 2023-10-24  最終更新日 2023-11-14

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