私にとっての滋賀学習センター 石原 博(いしはら ひろし)/ 滋賀学習センター

30年前に選科生として入学し、仕事に利用すべく理数系科目に絞って、単位を取得した後、更に数年をかけ勉強を継続し実際に応用できるまでレベルの向上を求めました。
一昨年、退職し、全科生として学生生活を開始しました。気持ちに余裕ができたのか、チャレンジすることが目的になり、新しい分野への挑戦を心掛け、幅広く学んでいます。
現在、センター主催のセミナー5つ、サークル活動三つに参加しており、幅広い奥行ある情報に触れ、理数系一辺倒の偏った志向のリセット中です。

私にとっての滋賀センターの位置付けは、少し変わっているかもしれません。
自宅で登録科目を学習し、センターの利用は特別な時だけの方が多い中、私は、学習で疲れたり気分が滅入ったりしたとき、気分転換のために頻繁にセンターを訪れます。セミナー、サークル活動などの参加でリラックスモードになり、気持ちのリセットを図ることができるからです。

学びを継続するコツは、何歳になっても、気持ちをリセットし直し、真摯で謙虚に取り組む姿勢にあると思います。老いても、常に、新しい情報・知識に対し、興味を持ち続けることは、大切です。

では、老いて学ぶ意味は、何でしょうか?
現代社会は複雑性を増し、不透明な未来であるがゆえに、思考するに当たりブレない基軸を身に付けることこそ、老いて学ぶべき理由であるような気がします。その答えは、各自の思考と行動の中で見つけることになるでしょう。

誰もが、老いて死ぬ。その過程で何をするかは、各自の自由であり、常に求めれば扉は開かれています。
しかし、誰でもが簡単にその解を求められはしないでしょう。それを、老いてなお、探し求めるのも老人のロマンかもしれません。
いつまで、そんなアプローチが継続できるのか自分にも予想がつきません。
それが、真理に出会いたいという、自己満足であっても!


プロフィール

1955年京都市生まれ。
1994年選科生入学。所属センター移動、中断等を経て、2022年全科生入学。

※2024年3月25日 本誌掲載の記事です。


滋賀学習センターウェブサイトはこちら

公開日 2024-04-26  最終更新日 2024-04-30

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