

担当講師:
岸根 順一郎
(放送大学教授)
<推薦者のコメント>川本 遼さん(全科履修生)
授業は、全15回を、「数学の回」「物理学の回」「化学の回」「生物学の回」「地学の回」「分野横断的な回」のように分割されていて、なかでも、岸根先生がご担当された物理学について解説する講義が印象に残りました。
私は、精神的な不調で、とある、日本の理工系の大学を途中で辞めてしまいました。しかし、心優しい恩師にも恵まれ、「学士」の資格こそないものの「物理学」への純然たる学問的な興味は薄れるどころか、むしろ増していきました。それが放送大学に入学した理由でもあります。
岸根先生は、ニンジンの、「だいだいいろ」のような特徴的な色を、電子のもつ「粒子・波動の二重性」に着目されて、高級な数学的議論をほぼ用いず、ヴィジュアル的な解説で「物理学が本質的にもつ「思考」のようなもの」のプロセスをわかりやすく提示してくださいました。
中学校で「理科」、高校で「生物基礎」「物理基礎と物理」「化学基礎と化学」のように私も教科書で勉強した記憶がありますが、やはり印象に残っているのはいわゆる学校で配布される「資料集や図説」のような「実験を撮影した写真」についてです。
聞き手の篠崎さんが明らかに初学者という感じではなく、むしろ岸根先生との掛け合いのような軽妙な語り口によってどんどん高度な議論に発展してしまい、ついていくのがやっとのことでしたが、とにかく「波動」の性質と「粒子」の性質を併せ持つ物質中の電子のようなオブジェクトは、おたがいに「相反する」「矛盾しているようにも見える」ような「マジック、魔法のような不思議さを見せられて感動してしまうような授業でした。
ありがとうございました。
<岸根先生からのコメント>
嬉しいコメントをお寄せいただき、とても嬉しいです。
『マジック、魔法のような不思議さ』を感じ取っていただけたようで、とてもやりがいを感じます。引き続き、自然科学の世界を楽しんでいかれることを願っております。
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公開日 2026-07-17 最終更新日 2026-07-17



