【学習センター機関誌から】勉強ができる幸せと感謝する気持ちを忘れない

(栃木SC)教養学部 社会と産業コース卒業 前川 博亮

この度、放送大学教養学部「社会と産業コース」を卒業することになりました。 栃木学習センター伊東所長をはじめ、職員のみなさまにはたくさんサポートして頂きました。
この場をお借りしてお礼を申し上げます。ありがとうございました。

私が放送大学でもう一度勉強しようと思ったのは、2016年にカンボジアへ行ったことがきっかけでした。カンボジアは教員不足や貧困による教育格差など、学校で勉強したくても満足に勉強できない子供達がたくさんいます。

特に貧困家庭では家事労働の為、勉強に費やす時間がなく、学校を卒業する直前で中退し働いてしまいます。 また、そういった子供達にはきちんとケアがされず、学業の遅れなども放置されたままになっています。
勉強ができる環境にある中で勉強することを蔑ろにしていた私は、自分が情けないと感じました。

カンボジアからタイを経由し日本へ帰国した私は、すぐさま10月入学で放送大学に出願し全科履修生として勉強を始めました。 放送大学に入学して辛かったこと、楽しかったことたくさんありましたが、今思い返せばいい思い出です。
本当によく頑張りました。自分で自分を褒めたいと思います。

2022年の1学期からは「人間と文化コース」に学士入学し再スタートします。 卒業研究や卒業論文にも挑戦し、それらがちゃんと出来る様になった暁には放送大学大学院へ進学したいと考えています。

勉強ができる幸せと感謝する気持ちを忘れず、これからも前向きに頑張ります。

~学生のみなさんへ~
たくさん友達を作って下さい。
友達がたくさん出来ると勉強も楽しくなります。
そして、放送大学で勉強して良かった、放送大学を卒業して良かったと思える様なキャンパスライフを送って下さい。


栃木学習センター機関誌「とちの実」125号 2022年7月より

公開日 2022-09-16  最終更新日 2022-11-11

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