〈全科履修生〉齋藤 優子
初めまして。齋藤優子と申します。
私は昨年の4 月に放送大学に入学しました。大卒の資格を取ろうと思ったからです。 私は短大で英語を学んでいました。その当時は英語が大好きで楽しく学んでいました。しかし働き始めて英語を全く使わない生活をしていたら、完全に忘れてしまい、もう一度学び直したいと思い、4 年前から日本人の女性の先生に英会話を習い始めました。
やはり英語を勉強することは楽しく、勉強していくうちに「いつか海外で暮らしてみたい」と思うようになりました。先生に相談したところ、「何も資格も持たずに海外へ飛び出してもダメなので、まずは放送大学に入って、大卒の資格を取ること。何の仕事に就くにせよ、学歴が必要。それと並行して日本語を教えられる勉強もした方がいい」。このようにアドバイスを頂きました。そこからすぐ入学して今に至ります。
コースは「人間と文化コース」に所属しており、日本人の原点に戻り日本人力を高めようと、日本の古典文学や芸術、歴史、文化の知識を深めています。これらの知識を深める事で私自身の思索が広がり、日々がとても生きやすくなりました。
平日は仕事があるので、主に土日に図書館などへ出かけて勉強しています。課題提出が近づくと、土日だけでは時間が足りないので、平日仕事が終わってそこから21 時ぐらいまで勉強しています。確かに時間的には厳しいものもありますが、勉強が嫌だと思った事はありません。大人になって様々な経験をした今だからこそ、学ぶ事の必要性を痛感しているからだと思います。
その日の体調や気分によって、勉強が計画通りに進まない事もあります。そんな時でも課題を1 問でも解いたら、「1 問しか解けなかった」ではなく、「1 問は解けて前に進んだ」と思うようにして、なるべくストレスが溜まらないよう楽しく勉強をしています。
人生100 年時代と言われる今日。ちょうど人生の折り返し地点が近づいてきた私の年齢は、これからの自分へ向けて学び直すのにとてもいい機会だと思っています。自分をアップデートして、いつか夢が叶えられるよう、また自分の学んだ事が何らかの形で人の役に立てるよう、1 日1 日を歩んでいきます。
応援してくれる家族や友人、親身になって相談に乗って下さる山口学習センターのスタッフの方々にとても感謝しています。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
山口学習センター機関誌「とっくりがま」95号より
公開日 2021-10-15 最終更新日 2022-11-11