放送大学茨城学習センター
昨年度迄は秋の開催でしたが、今年度は単位認定試験も終了した冬2月の開催となりました。論文発表会及び学生講演会も加えるという、初めてづくしの一日をどのように組み立てればよいか、10月から実行委員会で検討を重ね、悩みながらも午前中は学生の研究発表とゼミ・サークルの活動報告、ゼミ・サークルのパネル展示、いつもの放大マルシェ、お昼にアトラクション、午後は公開講演会と大筋を決定しました。1月12日の最後の実行委員会では内容が概ね出揃い、残りの期間で細やかな準備をするまでに至りました。
2月に入り、いよいよ明日は本番という土曜日、準備のために集まりました。2月2日は雪という天気予報に皆大いに気をもみ、水戸に宿泊した学生も出るほどでした。しかし当日は雪の予報は外れほっとひと安心、9:00の開会式を迎えました。

プログラム1番は、10:00~12:00研究発表・活動報告です。小野寺所長の司会で7題(修士論文・卒業研究・ゼミ発表:各1題、サークル発表:4題)の発表、1題15分質疑応答3分の少々きつい時間配分でしたが、発表者は十分に準備し予定時間で終了することができました。会場では外部参加者からの質問もあり、盛り上がりました。発表者は「準備は大変だったが、よい経験ができた」と感想を述べました。

日本ミツバチの蜂蜜


同じく10:00に開始した放大マルシェは、例年通り会員が生産・提供の日本ミツバチの蜂蜜、今年度初登場の福祉作業所のパウンドケーキ等、良い売れ行きでした。


午後1番は13:00~13:50のアトラクション、前半は「楽しく歌おう!」福祉施設相談員のこあくつさん、後半は学生の石田さん「椅子ヨガでリラックス」。参加者は一緒に学歌を歌い、ヨガの実践で心身のリラクゼーションができたのではないかと思います。
14:00~15:30の公開講演会は長久保赤水顕彰会会長佐川春久氏による「その先を往け!日本地図の先駆者長久保赤水」でした。畳1.5畳ほどの特大日本地図「赤水図」を掲げ、伊能忠敬の地図所謂「伊能図」より42年も早く完成された「赤水図」について、詳しく話してくださいました。当日は茨城新聞社の取材が入り、茨城新聞に講演の様子が大きく掲載されました。講演会参加者は会場とオンラインで約70名でした。
学習センター、学友同窓会、学生の三位一体で作り上げた「OC・学園祭2024」でした。
茨城学習センター機関誌「ふむふむ」第86号(2025年4月発行)より掲載