放送大学への入学にあたって
関 祐佳子
この10月から心理と教育コースに入学いたしました。私の決意表明も兼ねて理由を少しお話させていただきます。まず、私が目指す最終的な目標は公認心理師の資格を取得することです。なぜ目指すのか。2つ理由があります。1つめは小学校2年生と中学校1年生で不登校になったことです。当時、両親や祖父母は今と違い『不登校=わがまま』という認識であったと思います。祖父母の家に預けられると「なぜ行かないのか」と責められました。この経験から、学校に行けない子の味方になりたいと思うようになりました。2つめは昨年、父が亡くなったことです。父の葬儀を終えたとき、「お父さんってやりたいことやりきれたのかな…」と漠然と考え、「私がやりたかったことってなんだっけ?」と自分を見つめ直すきっかけが急に訪れました。そこで思い出されたのが、学校に行けない子たちの味方に!という思いでした。そのための知識をしっかり身につけて資格を取得しよう!と放送大学の門を叩かせていただいた次第です。
十数年前の大学生活とは違い、家事と育児に翻弄されながらの学びにはなりますが初心を忘れず真摯に取り組んでいきたいと考えております。
新たな道のために
M.S
秋田大学で学生をしています。放送大学へは、学芸員資格のために必要な単位を受講することができるという話を聞いて入学しました。
現在所属している秋田大学で、教員となるための勉強をしていた中、ふとしたことから博物館職員としての仕事に興味をもつようになりました。
しかし、秋田大学では博物館職員になるために必要となる学芸員資格に関わる単位が存在せず、私が既に大学4年生となっていたこともあり、新しく見つけた道を諦めかけていました。
そんな折に放送大学を見つけました。
放送大学を利用することで、今の大学に所属しながら、追加して学芸員資格に関わる単位を取得できる機会を得ることができると聞き、すぐに入学を決めました。
入学して得たこの機会を無為にしないためにも、今の生活スタイルに学びの時間を少しずつプラスして、大学卒業間際に見つけた新たな道を目指して、こつこつと学んでゆきたいと思っています。
秋田学習センター機関誌「ばっけ」111号(2024年10月発行)より