【学習センター機関誌から】てまり100号を記念して

宗森 純
放送大学和歌山学習センター所長

放送大学和歌山学習センターは、1998年(平成10年)に発足してから和歌山県教育委員会や母体校としての和歌山大学、和歌山地域の高等教育を担う高等教育機関コンソーシアム和歌山の構成大学のご支援を得て発展してきました。現在は460名の学生が所属しています。これまでに810名の卒業者と修了者がいらっしゃいます。

和歌山学習センターは、和歌山市西高松の和歌山大学松下会館内にあり、教職員7名、客員教員7名で構成されています。松下会館は昨年内部がリニューアルされました。

本学習センターで行われる面接授業は、センター外に出る授業が多いのが特徴です。これまで、高野山、白浜の近畿大学水産研究所や南方熊楠記念館などでも授業を実施してきました。また、最近では、大阪市の綿業会館(重要文化財)や和歌山学習センターのある松下会館自体も授業の対象とした「和歌山(関西)の歴史的建築」や和歌山電鐵を訪問する「持続可能な鉄道を考える」などの授業も開設しました。学生の公認サークルは俳句会があり、興味のあることを発表する自主ゼミなども活発に行われています。

放送大学和歌山学習センターだより「てまり」は和歌山学習センターが発行する機関誌で、1年に4回(1月、4月、7月、10月)発行され、和歌山学習センター開設25年目にあたり、今回で100号を迎えました。「てまり」の名前は「紀州てまり」に由来しています。 「てまり」は、客員教員によるエッセーのほか、和歌山学習センターや放送大学本部からのお知らせなどを伝えています。学習センター自体や面接授業、学習相談に関する重要な情報が記載されておりますので、是非ともご精読ください。現在「てまり」の紙による配布はモノクロ印刷ですが、内容をデジタル化したネット上のPDFはカラー化するなど改善を行っています。

今、放送大学は変革期にあります。以前はBS放送での授業が主流だったのですが、最近はインターネットで何時でも何処でも授業を受けられるようになっています。また、コロナ禍もあり、DX化が進み、単位認定試験が学習センターに来て紙で解答する従来の形式からほとんどの方が自宅でネットで受験する形式に変化しています。ICTを駆使した授業(ライブWeb授業)も増えつつあります。これらにより、センターに学生が来ないで良くなりつつあり、このような環境を好む学生ももちろんいるようですが、センターの観点からは沢山の人が来てワイワイする雰囲気が嬉しいところです。学生の興味ある面接授業を増やして、皆さんが来所して最新の学問を楽しく学べるセンターになることができればと考えており、今年から他の学習センターにはないゲーム関係の授業を開始するのもその一環です。

今後は通信教育であることのメリットを活かしつつ、リアルに大学で共に学ぶ良さの中心となる学習センターを目指したいと考えています。


和歌山学習センター機関誌「てまり」第100号(2023年7月発行)より

公開日 2023-09-22  最終更新日 2023-09-22

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