【学習センター機関誌から】名誉学生が誕生しました

放送大学では、教養学部の全コース(又は専攻)を卒業した方で、人物、学習態度が良好であると認められる学生に対し「放送大学名誉学生」の称号を付与しています。この度、1名の卒業生が、全6コースを終えられ、名誉学生の称号を授与されました。その栄光と喜びを称え、心よりお祝い申し上げます。鹿児島学習センター所属の名誉学生は今回で5名となりました。

名誉学生 脇田 昭信

光栄に思い関係者に感謝申し上げます。
放送大学に入学したのは36歳の時。専修学校卒の私は学士に拘った。仕事や立場が要求した。いやプライドが一番欲していた。人生にはそういうときがあるものだ。Aspiration アスピレーションの最盛期だったと今では思う。

当時は鹿児島に学習センターはなく日向市に設置された学習センターが一番近かったので宮崎学習センターに籍を置いた。遠方からの学生ということでとてもよくしてもらった。当時の入学生は地元での開設を待っていた人たちばかりで登録科目は違っても休み時間を決めてよく語り合った。切磋琢磨と友情・尊敬の時を5年過ごして「生活と福祉」専攻(コース)を卒業した。楽しかった。とても感謝している。

放送大学を卒業し、学士の称号を得るという一区切りがつくと楽になった。大学には興味を引く科目がたくさんあったので鹿児島学習センターに籍を移し少しずつ単位を重ねた。看護教員だった私は教学一如の精神で学びつつ仕事にも生かした。

気がつけば26年。特にグランドスラムを狙っていたつもりはない。ただきっかけはある。5年前のNHKホールでの卒業式。日向で一緒に学んだKさんが名誉学生になっていた。瞬間当時の自分たちが髣髴とされた。もう少し頑張ってみるか。苦手意識の強かった「情報」コースを昨秋に修めた。

名誉学生は知的好奇心に贈られたもの。これからも向上心を持ち続けていきたい。


鹿児島学習センター機関誌「かいこうず」第99号(令和5年4月)より

公開日 2023-07-21  最終更新日 2023-07-21

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