リカレント教育の重要性と放送大学の必要性 南谷 雄司(みなみたに ゆうじ)/ 兵庫学習センター

私が、放送大学の修士課程に入学しようと思ったのは、高校教員在任中、生徒の進学・就職指導や授業・部活動・研究発表、そして管理職になった後はその業務で忙殺され、大学院に行く機会を逃したためであった。
定年退職後、私立高校在職中に少し余裕ができ念願の大学院へ行くことになった。

人間発達科学プログラムの論文指導は東京文京学習センターで行われ、全国から受講生が集まり互いに切磋琢磨し合った。その甲斐もあり、今でも修士論文発表会に参加して交流を続けている。
参加者は全国の小・中・高・特別支援学校の校長や教育委員会の指導主事、アナウンサー、銀行員等、非常に多彩なメンバーで興味深い時間を過ごした。

今思うと、放送大学の修士課程や教養学部の授業を履修する中で、職業指導・女性のキャリア教育・教職指導・情報処理教育等において最新の多方面からの学びを得て、高校や大学の学生指導に役立った。まさしくリカレント教育の必要性を痛感した。

現在も非常勤講師としてフルタイムで勤務しているので、面接授業を受ける時間が取れないが、オンライン授業を活用し、卒業要件を補えている。
放送大学大学院修士課程終了時、ポスターセッションで修士論文を発表する機会を得たことも貴重な経験となった。

放送大学では、いろいろな取組があり、その一つに学位記授与式第九合唱団がある。
私は、関西地区世話人をして、NHK渋谷ホール第九合唱団に兵庫県から参加した。また、明石第九合唱団に放送大学在学生がいた関係で当時の第九指導者の宮野先生に明石まで来ていただいたことが、放送大学の広報番組「大学の窓」で紹介された。
さらに、兵庫学友・同窓会地域貢献活動として、鳴門の渦潮世界遺産支援活動を展開し、見学会・クリーン作戦に参加し、こちらも「大学の窓」で紹介されている。

また、新型コロナウイルスが猛威を振るい、面接授業がZoom 遠隔授業に変更されたことをきっかけに、パソコン講座を企画・運営している。Zoom ホスト養成・エクセル・ワード・パワーポイント・無線LAN・パソコン簿記・ホームぺージの見方等である。
今後も楽しい学習を続けたい。


プロフィール  

南谷 雄司(みなみたに ゆうじ)
1952年 兵庫県明石市生まれ
1978年 兵庫県立高校(教諭)採用
2013年 兵庫県立高校(校長)退職
2016年 放送大学大学院修士課程(人間発達科学プログラム)修了
2018年 放送大学教養学部(社会と産業コース)入学・在学中
    放送大学兵庫学友・同窓会会長
2022年 同窓会連合会副会長、ICT強化推進委員長、卒業・修了祝賀会委員長

※2022年10月24日 本誌掲載の記事です。


兵庫学習センターウェブサイトはこちら

公開日 2022-12-16  最終更新日 2022-12-16

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