放送大学で学んで 田村 昌代(たむら まさよ)/ 山口学習センター

私と放送大学との出会いは、主人が建築関係の仕事を起業し、私が会計経理、労務管理、諸機関への申請等、今まで経験したことのない仕事を引き受けたことがきっかけです。そこで中途半端ではなく正式に勉強したいと思い、私立大学通信教育部に入学しました。

ところが通信課程は順調に進められましたが、スクーリング授業は介護をしていた関係で、県外に出ることができずにいました。そんな時、放送大学のことを知り、すぐに私立大学を退学、放送大学に編入という形で入学したのです。

それから一九年。時に休学しながら卒業と再入学を繰り返し、現在に至っています。
しかし、放送大学から離れようという考えはありませんでした。なぜなら、二十代の頃、政治学者の方から「君たち臨床検査の仕事は蚤の尻の穴を覗いているようなものだ」と言われ、大いに憤慨しました。

ところが年月が過ぎ、専門ばかりではなく広い視野を持つことが大切なのだと気づかされました。未知の分野に挑戦し学ぶことができる放送大学での学びは、そのためにも大切だと思っています。
何より学びたい、学ぼうとする学友の姿を目にすることが、もっと研鑽を積み、上を目指していこうとする良い刺激になっています。

ところで昨年夏、看護師職と児童・民生委員の二人の放送大学生と三人で地域の「認知症カフェ」を発足させました。私は二〇余年の介護経験者として、現在介護されている方々の聞き役に回り、「今日はよくしゃべった、今夜はよく寝られそう」という言葉を励みに、心地好い空間作りに専念しています。

また、世話をしている女性ボランティア活動では、コロナ禍の中で活動が制限される中、昨年SDGsの活動の一つ「質の高い教育の提供」として、東南アジアの国々に絵本の翻訳を行い贈ることができました。

やっと自分の時間が持てるようになり、少しずつですが放送大学で学んだことを、地域に還元できたらと思っています。そして、学ぶ姿勢は生涯持ち続けたいものだと考えています。


プロフィール  

田村 昌代(たむら まさよ)

1953年 山口県生まれ
1974年 臨床検査技師として県内医療機関就職
1998年 家業専従者となる
1999年 近畿大学通信教育部商経科入学
2003年 近畿大学中退 放送大学「社会と経済」入学
以降 「生活と福祉」「心理と教育」「人間と文化」「自然と環境」卒業
2021年 「情報」再入学
現在   山口学習センター学友同窓会役員

※2022年 7月25日 本誌掲載の記事です。


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公開日 2022-09-16  最終更新日 2022-09-16

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