コースガイド(2)【社会と産業コース/人間と文化コース】 学習内容、講師陣、授業科目のご紹介

放送大学の教養学部には6つのコースがあり、興味のある分野を自由に選んで学ぶことができます。

キャンパスガイド2023年7月号では「コースガイドスペシャル」と題して、各コースの学習内容や講師陣、そして多彩な授業科目などの魅力をお伝えしています。
今記事では、6つのコースの中から「社会と産業コース」と「人間と文化コース」を紹介します。

社会と産業コース

社会と産業コースでは、社会や自然と人間とのネットワークを学び、人間がどのように他人や社会と付き合っていくのか、そのあり方をどのように変えていけるのかを考えます。

「社会・経済」、「法律・政治」、「産業・経営」、「社会技術」の4つの領域があり、「それぞれの領域の主張を配慮しながら、他の領域で議論されていることにも興味をもって1つの問題を解いていく」ということがこのコースの考え方です。


【2023年度 新規開講3科目のご紹介】

ファイナンス入門(’23)」(テレビ科目)

この講義のテーマである「企業のファイナンス」について、企業による資金の調達と運用に焦点を当てて、その基礎を説明していきます。

人生100年時代の家族と法(’23)」(テレビ科目)

法制度の観点から家族について知り、理解を深めることを目指します。民法、社会保障法、税法、裁判制度など、さまざまな法律分野を有機的に結び付けた科目です。

全体主義と新自由主義のあいだ(’23)」(オンライン科目)

20世紀という時代を象徴する全体主義と新自由主義について、時代的な「あいだ」と意味上の「あいだ」を考えます。


その他にも、社会と産業コースの専任教員や、放送大学に入学を考えている方へ教員からのメッセージを紹介しています。

最後に、コース主任の松原隆一郎先生より、放送大学で学ぼうと考えている方へのメッセージです。
「社会人として、より深く広くものを考えたいと感じている皆さんの受講をお待ちしております。これまで仕事上知ったことや日常生活の中で考えたことについて、自分が主張していることが本当にデータに裏付けられているのか調べてみることが卒業研究の面白さです。この過程は、自分自身や社会を知ることにもつながります。ぜひ卒業研究にもチャレンジしてみてください。」

社会と産業コース紹介は、放送大学YouTubeチャンネルでご覧頂けます。

人間と文化コース

人間と文化コースでは、人間の歩みともいうべき文化の諸相を多様な切り口から総合的に分析し理解することで、実践的な考え方を身につけることを目指します。

学問領域は、「哲学・美学芸術論」、「歴史学・地域文化」、「文学・言語文化」、「人類学・比較文化」の4つです。

このコースの学問の特徴は、「文献を大事にする」「文献を読む」ということです。文献を自分の頭で読んでみるということが、この学問を楽しむ一番の鍵です。


【2023年度 新規開講3科目のご紹介】

古代中世の日本(’23)」(テレビ科目)

この科目は、2022年度までの「日本の古代中世」の後継科目です。古代中世の日本に関する歴史を、最新の研究に基づいて考察します。

哲学・思想を今考える(’23)」(ラジオ科目)

「何故われわれはここでこのように生きているのか」を根本の問いとして、私たちが過去のものをどのように引き受け、現状をどう考え、将来をどのように見ていくのか、哲学・思想の観点から思索します。

博物館概論(’23)」(テレビ科目)

多様な博物館の具体的な事例を通して、博物館の歴史、展示の工夫、情報とメディア活用、資料の保存、博物館と教育、そして今後の課題などについて概説的・包括的に学びます。


その他にも、人間と文化コースの専任教員や、放送大学に入学を考えている方へ教員からのメッセージを紹介しています。

最後に、コース主任の近藤成一先生より、放送大学で学ぼうと考えている方へのメッセージです。
「このコースは、非常に幅広い分野の学問を対象としています。ぜひ入学していただき、皆さんのテーマに即して、放送授業、面接授業、オンライン授業、ライブWeb授業といった授業を受けてみてください。皆さんの興味に応えられるような科目がきっとあると思います。ご入学をお待ちしております。」

人間と文化コース紹介は、放送大学YouTubeチャンネルでご覧頂けます。

公開日 2023-08-23  最終更新日 2023-08-23

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