放送大学の様々な情報を映像でお届けする「放送大学キャンパスガイド」では、「キャンパスプロファイル」として専任教員を紹介しています。
キャンパスガイド2023年2月号②では、心理と教育コースの橋本鉱市教授を紹介。専門は高等教育論。橋本先生は高等教育の制度・組織・政策・内容などについて、主に歴史社会学的なアプローチで研究を行っています。
今回は、放送大学を含めた高等教育機関の役割、そして本との関わり方についてお話しいただきました。
はじめに、高等教育機関である「大学」ついての分析方法、そして日本の高等教育の現状と今後の役割について話します。
次に、論文を執筆する時のヒントを伺います。橋本先生によると、論文執筆はミステリー小説や推理小説によく似たところがあるため、「のぞき穴を作って、そこから何が見えてくるか考えてみると良い」とのことです。
続いて、本を探すことが楽しみという橋本先生に、放送大学附属図書館で本の探し方について伺います。今やインターネットなどですぐに希望の本が検索できる時代ですが、書棚を見ながら背表紙を見て回る「ブラウジング」という行為が非常に大切であると話します。
最後に、本学で学びたい人たちへのメッセージとして、橋本先生は次のように語ります。
「放送大学は多様なバックグラウンドを持った方々がたくさんいらっしゃいます。皆さんが共に学び合うことで、今までの人生経験や職業生活をもう一度見直し、自分の立ち位置をもう一つ深堀してみる機会にしていただければと思います。」
公開日 2023-04-25 最終更新日 2023-04-25