※No.128号(2019年7月)掲載記事。
本部にある附属図書館には全国の学生のための仕組みや、放送大学ならではの特徴があります。今回はその附属図書館を紹介いたします。
放送大学附属図書館の特徴
放送大学附属図書館 職員 木野村 和人さん
大学は研究によってあらたな知の創出をし、その成果をもって日々、教育を行っています。
そうして生まれた知、すなわち学術情報が集積・保存をされ、公開・発信され、利用され、新たな知が生まれる「知のサイクル」の中で集積・保存・公開・発信の役割を担っているのがまさしく大学図書館であるといえるでしょう。
放送大学にも素晴らしい知が集積・保存されております。
学生の皆様も積極的に図書館をご活用いただければと存じます。
また、「図書館でできること」というのは図書館という場所や紙の資料の利用のみではありません。
レファレンスサービス(参考調査)、インターネットに存在する電子的資料、データベースの提供、他大学・機関の図書の複写・貸借、放送大学の特色である放送教材のアーカイブ、多様な情報と図書館を通して出会うことができます。お困りごとがありましたら、図書館スタッフまでお声がけください。
放送大学附属図書館の特徴①
貴重本のコレクション
展示スペース
3階にレプリカの「日本動物誌」や「西洋古版日本地図」、古写真、ちりめん本(一部同窓会寄贈)なども展示されています。
ちりめん本
ちりめん布のような風合を持った絵入り本の「日本昔噺集」は、英語版だけでなく仏語版、独語版などが出版され、外国人にも人気がありました。
貴重図書室
貴重書は文化財として温湿度を調整した保存庫に収蔵されています。一般図書のようには閲覧できません。マイクロ化やデジタル化されたものをご利用ください。
放送大学附属図書館の特徴②
豊富な蔵書と館内設備
1 サイレントルーム
3階の静かな部屋で学習に集中したい方におすすめの場所です。広く明るい部屋に閲覧席だけを置いています。
入退室自由ですが、室内環境維持のためパソコンや音声の出る機器の利用はご遠慮いただいております。
2 一般図書
放送大学授業の参考資料を含む貸出可能な約15万冊を配架。書架から類書を
探すことで新たな発見もありそうです。
ほかに1階フロアには印刷教材があります。
閉講科目のものも併せてご利用いただけます。
3 研究個室
2階研究個室は、資料やパソコンを持込んでの論文執筆など、お一人で長時間集中したい時にお使いいただけます。
時間指定、終日利用も可能な予約制です。
4 情報検索室
1階情報検索室には、情報検索用PC10台(うち短時間自由利用5台)とインターネット配信授業閲覧用PC8台を設置しています。
ほかにデータベース利用PCにはプリンタも用意しています。
公開日 2021-02-03 最終更新日 2022-11-25