【学習センター機関誌から】学生研修旅行の報告  ~ 世界遺産 高野山へ ~

4年ぶりに実施された学生研修旅行。参加した方々から感想をお寄せいただきました。

全科履修生 人間と文化コース 城山 義見

私は兵庫学習センターに所属して20年近くなるが、今回は約10年振り、2回目の研修旅行となった。研修会はコロナ禍の影響で4年間の空白があった。私の父は岡山県、母は香川県の出身のため真言宗にはなじみがあり、私は80歳を過ぎて、今がチャンスと思い、参加した。

11月22日(水)9時、38名の学生と教職員を乗せたバスはJR六甲道駅を出発して、世界遺産に登録されている高野山に向かった。山道に入って、バスは曲がりくねった道路を登るが、道路は一部区間の幅が広く改修され、少し近道となっていた。バスは大きい山門の右を通って、弘法大師が眠る奥の院に到着した。高野山は天気が良く、空気はひんやりとして、気持ちが良かった。昼食後少し休憩して奥の院まで往復1.5kmの距離を歩いてお参りをした。私は約10年前にもここに来たが、当時と比べて西欧人を多く見かけた。

奥の院は高野山信仰の中心聖地である。現地ガイドの案内でいろいろなことを学んだ。皆で「南無大師遍照金剛」を3回唱えた。世界では宗教で争いが絶えない中で、仏教は宗派を問わないところがよいと思った。2023年は弘法大師生誕1250年目に当たり、記念に残る研修旅行となった。 帰りは高野山真言宗の総本山「金剛峯寺」に立ち寄って外観を見学した。十分な時間が取れず、内部を詳しく見学できなかったことは残念であった。次回は宿坊に泊まってゆっくりと見学したいと思った。

全科履修生 生活と福祉コース 石川 由美

4年ぶりとなる学生研修旅行に11月22日(水)に行ってきました。今年は弘法大師空海御誕生1250年記念という年だそうで、学生研修旅行を計画して頂きました教職員の方々、ありがとうございました。天気にも恵まれ絶好の旅行日和となりました。

朝、集合場所であるJR六甲道南西のricco六甲キッズ前に着くとお茶2本と龍角散のど飴の入った袋を手渡され(嬉しい!!)見送られながら出発。道中は安全運転をして下さった運転手の方と、へえ、そうだったのかという雑学など、大阪バスのお二人にはお世話になりました。

一の橋天風に着くと昼食をとり、再びバスに乗って移動し高野山へ。初めて訪れる高野山。ガイドの方の説明をイヤホンで聴きながら奥之院参道沿いにそびえたつ大きな杉木立の中を歴史上の人物の墓碑や句碑、供養塔などを見ながら2㎞という道のりを歩いていく。

いよいよ弘法大師御廟へ…。厳かな気持ちになりました。

高野山と金剛峯寺で御朱印を拝受し、お土産は、高野とうふやごま豆腐を買い求めてバスに揺られながら会話を楽しみつつ帰路につきました。

後日、国の重要文化財に金剛峯寺本坊大主殿および奥書院など12棟が新たに指定されたとの事、研修旅行、参加して良かった、と思いました。ありがとうございました。


兵庫学習センター機関誌「つばさ」72号(2024年3月発行)より

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