【学習センター機関誌から】在学生の皆様へ



放送大学同窓会長野
会長 杉田 昌之

新学期を迎え、学生の皆さんはそれぞれ目標に向かって鋭意努力されている事と存じます。また、この度入学された皆様、入学おめでとうございます。同窓会員一同心よりお祝い申し上げます。放送大学同窓会長野は、1996年(平成8年)設立、「生涯学習の理想の実現を目指し、会員相互の親睦と会員の隆盛発展を図るとともに、放送大学に協力し母校の隆盛発展を図ること」を目的として活動しています。当会の活動には、野外研修会、学習センターと共催の「公開講演会・体験発表会」、入学生学習相談会、会報の発行などがあります。新型コロナの影響で活動を中止していましたが5類に移行したことにより活動を再開しました。今回は野外研修会について紹介します。

2023年9月 研修会を実施しました

研修先は木曽方面で、研修目的は「木曾義仲を中心とした歴史文化の探訪」です。
主な見学先について紹介します。先ず、木曾義仲の挙兵の地とその時代背景として、平家打倒の旗挙げをした旗挙八幡宮(木曾義仲旗挙げの松)と義仲館(よしなかやかた)を巡りました。義仲館では義仲に関わる数々の資料展示と巴御前とのエピソード等スタッフの解説により義仲の生き方についての理解が深まりました。


義仲館

次に福島関所資料館と山村代官屋敷を見学しました。江戸時代の4大関所のひとつであった福島関所、その跡地に建設された福島関所資料館で当時の様子を解説して頂き、福島関所が中山道の要衝であったことを実感しました。そして尾張藩の重臣として木曽谷の統治と福島関所守衛の任を担っていた山村氏、当時としては希な事だが何代も続いてその任に当たっていたと聞き、幕府と尾張藩の信頼を得ていたと言うことが解りました。

今回の見学先には他に巴ヶ淵、木曾義仲の墓所、木曾家代々の菩提寺(興禅寺)などがありました。


長野学習センター機関誌「アルプス」第120号(2024年4月発行)より掲載

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