放送大学の様々な情報を映像でお届けする「放送大学キャンパスガイド」では、「キャンパスプロファイル」として専任教員を紹介しています。
キャンパスガイド2021年9月号①では、生活と福祉コース石丸昌彦教授を紹介。
専門は精神医学。精神科の医師でもある石丸先生は、統合失調症や鬱病の研究を臨床を通して行っています。ストレス社会と言われる現代で「心の健康」に取り組む先生にお話を伺います。
放送大学で教鞭をとる傍ら週に一度医師として活動されており、10年に渡り、心の健康を害した人たちと向き合う石丸先生。
「患者さんに限らず私達は誰しも受け入れてほしいという気持ちがあると思う。きちんとした聞き手に安心して話す中で患者さん自らがおのずと解決策を見出すことがよくあり、主人公は医師ではなく患者さん自身であり自分はお手伝いをするだけ」と先生は語ります。
クリニックで患者さんと向き合う中で感謝を伝えられることが増え、「より多く感謝する者は、より多くの幸せを得る」ということを患者さんから教わったと言います。
また、先生が制作に関わった放送大学の生涯学習番組「16番目の授業 死生学のフィールド」の関連で、「デスカフェ」というイベントを開催し、参加者の方と死について語り合う様子も紹介します。
肩肘張らずに身丈に合った死生観を語ることは案外楽しい、と話す石丸先生。 そして、人との関わりを何より大切にする先生は、「放送大学には色々な特徴があるが、一番素晴らしいのは放送大学の学生さんと、学生さんの熱意」と語ります。
公開日 2021-10-15 最終更新日 2024-02-14