コースガイド②【社会と産業コース/人間と文化コース】 学習内容、講師陣、授業科目などを紹介します。

放送大学の教養学部には6つのコースがあり、興味のある分野を自由に選んで学ぶことができます。
キャンパスガイド2022年6月号②では、「コースガイドスペシャル」と題して、社会と産業コースおよび人間と文化コースを紹介し、学習内容や講師陣、そして多彩な授業科目などの魅力をお伝えしています。

社会と産業コース

社会と産業コースでは、社会や自然と人間とのネットワークを学び、人間がどのように他人や社会と付き合っていくのか、そのあり方をどのように変えていけるのかを考えます。
「社会・経済」、「法律・政治」、「産業・経営」、「社会技術」の4つの領域において、様々な科目を配置しています。


【2022年度 新規開講3科目の紹介】

「現代の国際政治(’22)」(テレビ科目)

この科目は、コロナ対策のワクチンをつくっている人々を考察するなど、国際政治の様々な側面に光をあてる構成となっています。

「現代の内部監査(’22)」(テレビ科目)

この授業では、内部監査が実際に行われている様子を映像で見ながら、現代の内部監査について理解を深めていきます。

「空間と政治(’22)」(テレビ科目)

この授業では、一見政治空間には見えないような空間である神社、橋、広場、公園、列車、団地などの政治性を、政治思想史と建築史から明らかにしていきます。


その他にも、社会と産業コースの専任教員や、放送大学に入学を考えている方へ教員からのメッセージを紹介しています。

最後に、コース主任の松原隆一郎先生が本学で学びたい人たちへのメッセージとして、「社会科学で正しいことを学ぶというよりも、皆さんがご存じの現実を自分の頭でもう一度仕分けして組み立て直してみるために、社会科学は非常に有用なものです。社会と産業コースで、皆さんと一緒に現実の分析をしていきたいと願っています」と語りました。

社会と産業コース紹介は、放送大学YouTubeチャンネルでご覧頂けます。

人間と文化コース

人間と文化コースでは、人間の歩みともいうべき文化の諸相を多様な切り口から総合的に分析し理解することで、実践的な考え方を身につけることを目指します。
「哲学・美学芸術論」、「歴史学・地域文化」、「文学・言語文化」、「人類学・比較文化」の4つの領域において、様々な科目を配置しています。


【2022年度 新規開講4科目の紹介】

「歴史のなかの人間(’22)」(テレビ科目)

この科目では、各講師が一回の講義で一人の人物を取り上げ、日本史・東洋史・西洋史という地域の枠組み、古代から近現代までという時代の枠組みを超えて、大きな視点から一人の人間がどのように位置づけられるのかを考えていきます。

「世界文学への招待(’22)」(テレビ科目)

この授業は翻訳を通しての心躍る冒険と大旅行への招待として構想されました。
さまざまな言語で書かれた文学を日本語で読むことで、多様な作家たちとの出会いへ導きます。

「人文地理学からみる世界(’22)」(テレビ科目)

この科目は、生態学的分析と人間・環境系へのアプローチ、空間分析と都市へのアプローチという2つの柱から、現代世界の成り立ちを理解することを目的としています。

「博物館教育論(’22)」(ラジオ科目)

この科目では、博物館が提供する多種多様な教育資源を学ぶ入門科目として、さまざまな博物館の興味深い事例を交えて検討していきます。


その他にも、人間と文化コースの専任教員や、放送大学に入学を考えている方へ教員からのメッセージを紹介しています。

最後に、コース主任の近藤成一先生が本学で学びたい人たちへのメッセージとして、「誰でもいつからでも学べるということがこの分野の特徴です。もう一つの特徴は、楽しく学ぶということです。楽しければ役に立つか立たないかはあまり考えなくても良いのではと思いますが、役に立たないような勉強が実は大事なのではないかとも思います。皆さん、一緒に楽しく学んでいきましょう」と語りました。

人間と文化コース紹介は、放送大学YouTubeチャンネルでご覧頂けます。

公開日 2022-07-15  最終更新日 2022-11-01

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