放送大学の様々な情報を映像でお届けする「放送大学キャンパスガイド」の新コーナー「コラムOUJ」では、放送大学の専任教員が毎回1つのテーマで語っています。
コラムOUJ 2022年8月号②では、自然と環境コースの石崎克也教授が登場。専門は数学・解析学などです。
今回は、趣味がガーデニングという石崎先生に、「育てる楽しみ」というテーマでお話しいただきます。
はじめに、石崎先生の研究室に伺い、ゼラニウムの育て方についてお聞きします。ゼラニウムは挿し木で増やすと全く同じ花が咲きますが、先生はゼラニウムを種から育てることで、色や形の異なる花が咲くのを楽しんでいると話します。
理工科系の研究において、常に何かを狙い続けて得られることよりも、偶然に見たり研究したりしたことが結果につながるということがよくあると言います。これは、途中でうまく育たなかったり枯れてしまったりするゼラニウムを種から育てることと似ていて、「常にいいことばかりにめぐりあえるわけではない」という共通点があると先生は話します。
その他にも、石崎先生の出身地と植物の関係性や、観葉植物のベンジャミンを通して伝えたい学びの姿勢などについて伺います。
最後に、これから放送大学で学ぼうと考えている方へ、「我々と一緒に、花を育てるように勉強を下から積み重ねていき、わかる・達成する喜びを味わっていただければと思います」と石崎先生は語りました。
公開日 2022-10-21 最終更新日 2024-11-01