放送大学の様々な情報を映像でお届けする「放送大学キャンパスガイド」では、「キャンパスプロファイル」として専任教員を紹介しています。
キャンパスガイド2022年2月号③では、社会と産業コースの松井美樹教授を紹介。専門はオペレーションズ・マネジメントおよびサプライチェーン・マネジメント。松井先生は、企業が生産・物流・販売などをトータルで管理し、効率よく経営を行うためのビジネス戦略について研究しています。
今回は、日本の産業の歴史や企業戦略などについて、先生が長く研究を続けてきた神奈川県横浜市でお話を伺いました。
まず、松井先生と訪れたのは赤レンガ倉庫。今や観光施設になっている赤レンガ倉庫ですが、もともとは日本に輸入された物資のための倉庫だったため、その周辺が工業地帯になっていったと先生は話します。
続いて、昔イギリスの商社があった史跡「英一番館跡」を訪れます。ここは輸出の拠点であり、日本が経済発展を遂げていく最初のきっかけとなった場所であると言います。さらに、横浜の街や日産自動車横浜工場にあるゲストホール・日産エンジンミュージアムを訪れ、日本の産業の移り変わりについて考えていきます。
その後訪れた神奈川県川崎市では、コンビニエンスストアの激戦区である川崎駅周辺について、同じ店が立ち並ぶ理由や、お店側のメリットについて教えていただきます。
最後に、本学で学びたい人たちへのメッセージとして、「皆さんが今は常識だと思っていることが、いつまで日本の常識であるのかという問題があります。常識を疑ってみるということから、いろいろな研究が始まっていきます」と語りました。
公開日 2022-04-18 最終更新日 2024-02-14