【キャンパスチェック】サークル紹介:大阪学習センター 関西陸上競技部・駅伝チーム

放送大学YouTubeチャンネルにて公開されている「放送大学キャンパスガイド」。2022年10月号からご紹介するのは、関西陸上競技部・駅伝チーム(大阪学習センター)です。

日も沈みかけた夏の午後6時半。辺りが徐々に暗くなる中で、「放送大学」の文字を胸に汗だくになって走っているのが、放送大学関西陸上競技部の部員たち。一般的な通学課程の学生とは異なり、部員全員が社会人。日中は仕事をしつつ、通信制大学の学生として学習しながら、さらに時間を捻出して日夜練習に取り組んでいます。

取材時の夏、部が目指していたのは2022年11月に開催される「丹後大学駅伝」。昨年度は、部設立からわずか1年ほどで丹後大学駅伝に初出場し、総合19位という大健闘を果たしました。今年はその結果を上回るべく、ますます練習にも身が入ります。

部を立ち上げたのは、主将の村上さん。高校、大学を通して持ち続けた駅伝への思いを原動力に、副将の山口さんと部員を集め、大阪学習センターに創部の申請をしました。

村上さんの普段の仕事は就労移行支援事業所のサービス管理責任者。障害を持ち、働くことに困難を抱えている方へ訓練を行う仕事をしています。村上さんは放送大学の学びが仕事にも生かされていると語ります。
「中でも『問題解決の進め方』という科目では、問題解決のプロセスを体系的に学べました。障害を抱えている方の中ではこうしたプロセスを順序立てて行うことが難しいという方もいらっしゃいます。学んだことで、支援時に適切な伝え方ができるようになってきたと思います」。

この関西陸上競技部の監督を務めるのは大阪学習センターの金水所長です。金水所長は通信制大学でのサークル活動についてこう言います。
「働きながら、そしてまた放送大学で学びながらその合間を縫ってトレーニングをされ、その上で成果・業績を残していらっしゃるというのは本当に素晴らしいと思います。同じ志や趣味を持った学生が輪を作っていくことは、さらなる学ぶ意欲にもつながります。学習センターでも可能な限り様々なサークル活動に協力していきたいと考えています」。

大阪学習センターには18のサークルがあり、ジャンルも語学・音楽・美術・ダンス・旅など様々。もちろん大阪だけでなく、全国の学習センターにたくさんのサークルがあります。サークル活動は年齢を超えた学生同士の繋がりを深める良い機会になっているようです。

最後に関西陸上競技部の皆さんに活動の思いを聞きました。

・一人よりもみんなで走った方が楽しいです。もう「生活の一部」みたいな感じですね。
・仕事のストレスがあっても、走ることですっきりして明日を迎えられています。楽しい毎日を過ごせるようになって、部の活動に感謝しています。
・「生きがい」として陸上ができているかなと思います。みんなで走ったあとに飲むハイボールが一番おいしいです!
・みんなと楽しく走って、楽しくお酒を飲んだり、仕事や学習の話をしたりっていうのがめっちゃ好きなんです。
全員が、「仲間と走り、時間を共有すること」の価値を語っているのが印象的ですね。

以上、キャンパスガイドから、関西陸上競技部(大阪学習センター)の紹介でした。
これを読まれている学生の皆さんも、ぜひ所属学習センターのサークル活動を調べてみてください。一度参加したその先には、広がる趣味、新たな興味関心、一緒に楽しむ仲間…など、人それぞれ、何か明日への「さらなる活力」が見つかるかもしれませんね。


本編は放送大学YouTubeチャンネルでご覧頂けます。
放送大学キャンパスガイド2022年10月号②より

取材後の11月に開催された丹後駅伝の結果は総合21位。残念ながら昨年度の総合19位には届きませんでしたが、2年連続の出場に加え、中でも副将・山口選手は区間7位の大活躍。部としての経験を積み、関西陸上競技部の今後の活躍にますます期待が高まります!

公開日 2022-12-16  最終更新日 2022-12-28

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