【学習センター機関誌から】卒業生の言葉①-栃木

放送大学で見つけた新たな学びの世界

人間と文化コース卒業
福田定夫

私は退職を機に放送大学に入学し、最初は選科履修生として2年間学び、その後、全科履修生として人間と文化コースに進みました。
放送大学での学習は、私にとって新たな視野を開く貴重な経験となりました。放送授業、面接授業、オンライン授業、そして充実した学習教材で学んだ歴史、文学、言語、社会、環境、データサイエンスといった異なる視点からの知識は、私の考え方を豊かにし、深めてくれました。特にデータサイエンスの学びは、情報社会における批判的思考の重要性を教えてくれました。データに基づく情報や意見に対しても、その情報源に信頼性があるのか、情報が偏っていないか、情報提供者がどのような立場に立っているのか、そしてその意見がどのような論理に基づいているのかなど、批判的思考を持って受け止めることの重要性を痛感しました。
放送大学は、何よりも自分のペースで学べる良さがあります。自分の関心や目標に応じて、カリキュラムを自由に選ぶことができます。在学生の皆さま、放送大学の良さを活かして、勉学に取り組んでください。学びは自己成長のみならず、社会貢献への力ともなり得ます。私は今後も全科履修生として、放送大学での学びを深めていきます。皆さまと共に、学び続けたいと思います。


卒業にあたり

生活と福祉コース卒業
大木泰男

私は平成22年度2学期に「生活と福祉」に入学しました。当時は今よりコースが少なかったと思います。当初6年間での卒業を予定していましたが、仕事、他の趣味とで単位の修得が遅れ休学する事にしました。そのまま退学しようかと考えた事もありましたが、それまで学んだ事をムダにしたくない気持ち、面接授業等のおもしろさも感じていたので4年間の休学後復学しました。休学中も興味のありそうな放送授業は見ていましたし、なにがなんでも卒業だけはするんだという気持ちを持つようにしました。
学べば学ぶ程、自分の知識の無さを痛感するので学び続ける事の必要性を感じています。
来年度あたりから、選科、もしくは科目履修生をしたいと考えています。
休みながらでも学び続けていきたいと思っています。


コロナ禍でのライブWeb授業との出会い

自然と環境コース卒業
匿名希望

今回で2回目の卒業となります。2回目の在学期間で思い出深かったことは、ライブWeb授業の開始でした。心強かったのは、リアルタイムの授業で先生に質問ができ、かつほかの学生の意見を聴ける環境と感染症対策の両立が可能な点です。持病があり感染症対策が不可欠な状況の中でも、ライブWeb授業によって新しいことを学ぶ楽しさ・人と学ぶ楽しさを実感できたことは私の活力となりました。本部と各学習センターの職員の皆様、教員の皆様、新型コロナの登場で大変な状況にあった中でも、多様な学生のためにライブWeb授業を始めていただきましてありがとうございました。3回目の在学期間にも受講させていただきますので、よろしくお願いいたします。


栃木学習センター機関誌「とちの実」133号(2024年7月発行)より

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