【学習センター機関誌から】音楽と美の時空を訪ねる(サークル紹介)

~ 2018年11月当時の記事です ~

(埼玉SC)器楽・合唱サークル 相川智子

今回音楽の祭典を主催したサークル“Wienerwald Musikfreunde(ウイーンの森の音楽愛好家)”の
サークルの様子を紹介いたします! 

初めてのヨーロッパ旅行!それも普通の観光旅行ではなくウィーンの歴史あるペーター教会で合唱する!思いがけないチャンスにワクワクドキドキ!のはずが、あら大変。毎朝仏壇でロウソクと線香に火を点け手を合わせ、教会とは縁のない生活をしている私が、初めて聴くシューベルトのミサ曲を覚えられるはずもなく、5月からドイツ語辞書を片手に悪戦苦闘の日々が始まった。


芸大奏楽堂での第九合唱に参加したメンバーが新たに立ち上げた器楽・合唱の茂木サロン。サークル名はWWM(Wirnerwald  Musikfreunde ウィーンの森の音楽の友達)。サークル名をご覧になった茂木一衞先生が「いつかウィーンで合唱できたらいいですね」の一言から夢の扉が開き、まさに短期間で有言実行となった。夏から本格的な練習が始まり、まだまだドイツ語と暗譜には不安はあるが、「作曲者に思いをはせて歌えるか?」をテーマにいざ出発!


21日夜ザルツブルク到着。翌朝は、幼い頃のモーツァルトが走り回ったであろうミラベル宮殿の庭園でアヴェ・ヴェルム・コルプスを歌う。モーツァルト生家等の市内観光。

23日ウィーン着。いよいよ本番。この頃には茂木先生のご説明で、ウィーンで生まれ育ったシューベルトがより身近な存在になっている。ペーター教会は緑のドーム型屋根を持ち、重厚な落ち着いた雰囲気で奥には立派な祭壇とパイプオルガン。合唱の前にパイプオルガンが鳴り響き迎い入れてくれる。茂木先生指揮で40名がシューベルトのドイツミサ曲D872の1~9番とモーツァルトのアヴェ・ヴェルム・コルプスを歌う。歌い終わると、オルガンのハレルヤが教会を包み込み、更なる感動を呼び起こす。およそ30分の合唱だったが、歌い終わった瞬間は、神様に感謝し、シューベルトとモーツァルトに感謝し、茂木先生ご夫妻に感謝し、WWMの仲間に感謝し、家族に感謝した時間でもあった。

25日パリ着。セーヌ川をボートバスで下り楽しい観光と買い物。そして帰りの飛行機。


振り返ればあっという間の貴重な音楽体験の旅だった。もう少し練習時間を取り、もう少し完成度を上げたかったと反省している次第である。


2018年9月23日 ペーター教会にて

ペーター教会とは…

9世紀創建のウィーンで2番目に古い教会。現在の建物は、ベルヴェデーレ宮殿なども手がけたバロックの巨匠ルーカス・フォン・ヒルデブラントによって18世紀に改築されたもの。

2018年9月23日 ペーター教会前にて 集合写真

(埼玉学習センター機関誌「さきたま」第 42 号(2018年11月)より)

機関誌 「さきたま」 バックナンバーはこちらからhttps://www.sc.ouj.ac.jp/center/saitama/about/magazine.html

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