放送大学の様々な情報を映像でお届けする「放送大学キャンパスガイド」では、「キャンパスプロファイル」として専任教員を紹介しています。
キャンパスガイド2021年11月号②では、心理と教育コース波田野茂幸准教授を紹介。
専門は臨床心理学。人の心の問題と向き合いながら地域に根差した活動にも取り組む波田野先生を追いました。
まず、研修会の講師として東京都内にある中野特別支援学校を訪れた波田野先生。
支援学校の先生たちを前に、「より良いコミュニケーションのためにできること」について語り、子どもたちにとってより良い環境を作れる方法を伝えます。
そして参加者同士での会話のロールプレイを通して、相手の表情や動作の変化による印象を観察してもらい、会話の中での心境の変化を実感してもらいます。
研修会を終えた波田野先生は、教育現場の支援をこれからも続けていこうと考えている、と語りました。
学生時代、発達障害の子どもたちと触れ合うボランティア活動に参加したことがきっかけで臨床心理学を志したという先生。
もともと「人がどうやって育っていくのか」ということに興味があった先生は、相談を受ける専門家である臨床心理士の資格を知り、その仕事を目指すようになったと言います。
そして実際の仕事の中で、人が持つそれぞれの人となりの違いや背景の違いを知り、それを生かしながらその人の充実度を上げていくことに関われる臨床心理の仕事は、とてもクリエイティブな仕事だと感じるようになったと先生は語ります。
公開日 2021-12-20 最終更新日 2024-02-14