【学生の声】「求めれば 学ぶ機会は 無限大!」白坂 美奈子

放送大学千葉学習センター

子どものころから音楽が好きで、短大卒業後、音楽教室に就職しました。
放送大学へ入学した動機は、研究が続けたかったから。ですから、放送大学で、まさかこんなにたくさんの音楽に関わる機会をいただけるとは、思ってもいませんでした。
2017年3月、南関東ブロック七センター合同プロジェクトで企画された「第九演奏会」に参加しました。
約2年間、声楽の先生方による発声、ドイツ語の発音、加えて、楽曲についての理論的なご指導がありました。ただ歌うだけではなく、曲に対する背景を知りながら歌えたことは、さすが大学教育における第九の取り組みであると感じました。

その後、学位記授与式でも再び「第九」、そして「学歌」を歌う機会をいただき、学歌が作られた由緒や歌詞について、事前練習の際に理解を深めました。放送大学で学ぶ仲間は知識と感性が豊かで刺激になりました。

人生において、自分が弦楽器を弾く日が来るとは、想像もしていませんでした。
千葉学習センターの客員教授(伊藤誠先生)によるゼミ「ヴァイオリン・アンサンブルの楽しみ」で、ヴァイオリンを弾いています。
先生に楽器の構え方から教えていただき、約5年が経ちました。
ゼミは月1回ですが、まったくの初心者でも少しずつ上達するよう、適切なご指導がいただける場です。

このように、放送大学で音楽を楽しんでおりますが、学生である私の目標は、6コースすべてで「卒業研究」を執筆して卒業することです。

「歯医者に通うのはなぜ怖いのか」という、少々風変わりなテーマで研究をしており、2024年現在、2コースで卒業研究を提出して卒業しました。
歯医者に行くのが怖いと悩んでいる者は多いと考えられますが、では、「なぜ歯医者が怖いのか」。この謎はまだ解明できておりません。

放送大学に初めて入学してから、15年。あらためて放送大学の魅力は何かと問われたならば、「自ら掴もうと思えば、学ぶ環境は提供される大学である」と考えます。通信制の大学ではありますが、自ら働きかけていくことで学びの機会を広げられます。

また、「単位制で学費の負担が少ない」、「何度も再入学でき、いつまでも学び続けることができる」、この2つは放送大学ならではの魅力ですね。


プロフィール
白坂 美奈子(しらさか みなこ)

高校卒業後、川村短期大学生活学科入学・卒業短大卒業後から音楽教室に勤務
2000年4月 明星大学通信教育部心理・教育学科編入学
2009年3月 同大学卒業
2010年4月 放送大学教養学部生活と福祉コース編入学
2024年現在 3コース目在学中

特記事項:左きき。ヴァイオリンは始めた時から左きき用を使用。左手で弓を持ち、右腕で楽器を支えるというスタイルで演奏している。

※2025年3月10日発行文部科学教育通信「私の放送大学」掲載の記事です。


千葉学習センターウェブサイトはこちら

公開日 2025-05-30  最終更新日 2025-05-30

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