平成10年、放送大学の学習センターが鹿児島にできるという頃、他の勉強に夢中になっていた私はそれを終えたら放送大学へ進もうと考えていました。何か目的が決めてあったわけではなく、ただただ好奇心の趣くままに学べる多くの科目に魅了されていました。
そして、自分に続けられる学校なのかとおそるおそる選科履修生として入学し勉強を始めました。その後全科履修生となり、現在に至っております。
本当に始めは放送授業も面接授業も興味がある科目ばかりを履修して、卒業を目指すことさえ頭にはありませんでした。
「放送大学はあなたにとって何ですか?」と問われれば、勉強の場であることはもちろん、遊びの場であり、ほっと一息つける、いつも傍らにあってほしいものなのです。
私にも山あり谷ありスランプに陥り、やる気が失せてしまうことがあります。その時は、「今の科目を終えたら次はあの科目をやれるよ!」と来学期のことを考えます。すると不思議なことに、またやる気が戻ってきます。
勉強もストレスになることもありますが、そのストレスは仕事やその他のストレスを軽減させてくれるほど不思議なストレスなのです。放送大学と鹿児島大学は単位互換制度を設けており、私も利用させてもらって毎学期履修させていただいております。毎週鹿児島大学へ通学して若い学生たちに混じって講義を受け、レポートを書き、試験を受けて、青春真っ只中です。この刺激は他には類を見ないものがあり、私はこの刺激に魅せられています。
学びたいと思う気持ち・意欲があれば、いつでもどこでも学べる放送大学という素晴らしい大学があるということを多くの人に知ってほしいなぁと思います。
どうぞ放送大学の門を叩いてください。共に学びましょう!
プロフィール
德永 博子(とくなが ひろこ)
2008年 放送大学選科履修生入学
2010年 放送大学全科履修生 生活と福祉コース再入学
2016年 卒業
2016年 放送大学全科履修生 心理と教育コース再入学
2016年 放送大学大学院 修士選科生入学
2018年 卒業
2018年 放送大学全科履修生 社会と産業コース再入学
2021年 卒業
2021年 放送大学全科履修生 情報コース再入学
※2024年9月23日発行日 文部科学教育通信「私の放送大学」掲載の記事です。