【学生の声】「わたしと放送大学」

放送大学 静岡学習センター学生

放送大学とのお付き合いの始まりは13年前。入学時卒業は念頭になく知りたいことだけを、と軽い気持ちでのスタートでした。

若い頃、大学で専攻した児童心理を再度学ぼうと「心理と教育コース」を選択。しかしそれは、良い意味で見事に裏切られました。乳幼児心理、児童心理、思春期の心理、発達心理、それらの心理臨床、認知心理学、生理心理学、等々。「心理学」は分野が細分化され、知識の内容も、その分量も、40年以上前に学んだ頃と比べ格段の差があり、まさに新しく学び直しの状態でした。知りたいことが山ほど!これはもうワクワクものです。知らなかったことに出会い、それを深めていく楽しさ。若い頃の義務感のような学びの気持ちとのこの違いは何?と今も思います。わたしにとってそれは、年齢を重ね、人生の経験を重ねてこそ、その知識の深い意味に気づけることもあると、さらに紐解き知る楽しさなのかもしれません。

面接授業も魅力です。ネット配信の放送授業と違って、面接授業では先生の熱のこもった目の前での授業に耳を傾け、疑問を問いかけ、最終授業後の試験やレポート提出など、歳を重ねてもワクワクドキドキと学生気分を味わっている2日間です。

また、学期ごとのセミナーでは、少人数で担当教授の専門分野について学び、皆で意見交換をします。放送大学生は年齢も経験も多様ですから飛びかう意見も様々。自分と異なる目線に出会えることは新鮮で楽しい。

さらに、とても気に入っていること。それは専門知識がギュッと一冊にまとめられた放送大学教科書の存在。授業を終えた今でも迷うと読み返し、新たな気づきに心躍ることも。

いくつになっても湧きあがる「もっと知りたい」の好奇心。それを探る学びをサポートしてくれる存在。それが、わたしにとっての放送大学です。これからも、学ぶ楽しさの道しるべとしてお付き合いをどうぞよろしく。


プロフィール
塩川 小夜子(しおかわ さよこ)    放送大学 静岡学習センター所属

1957年    愛媛県生まれ
2012年4月  放送大学入学(選科履修生)
2013年4月  放送大学「心理と教育コース」入学(全科履修生)
2023年3月  放送大学「心理と教育コース」卒業
2023年4月  放送大学「自然と環境コース」入学(全科履修生)

※2025年10月3日発行 文部科学教育通信「私の放送大学」掲載の記事です。


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