放送大学とは

 

放送大学は文部科学省・総務省所管の通信制大学です。

大学卒業(学位取得)・ 教養を身につける ・ 興味ある分野を学ぶ ・ 資格のための単位修得など…
さまざまな目的で学べる正規の大学です。

放送大学は、国が認可した正規の大学です。
大学卒業資格(学位)の取得を目指すだけでなく、キャリアアップや生涯学習、資格取得など、目的に応じた学び方ができます。
入学試験はありません。

「全科履修生」(最長10年間在学)として所定の期間在学し、かつ所定の単位を修得すると、大学卒業(学位取得)となります。
興味のある分野から特定の科目のみ1科目から学ぶこともできます。「選科履修生」(1年間在学)と「科目履修生」(半年間在学)があり、お試しで入学したい方にも最適です。

1 目的に合わせて3つの学生種から選択できます。
 
全科履修生 …… 大学卒業を目指す方。最長10年間在籍可能。
所定の期間在籍し所定の単位を修得する。
選科履修生 …… 特定の科目のみを学びたい方。
1年間在学(2学期間)。
科目履修生 …… 特定の科目のみを学びたい方。
6カ月間在学(1学期間)。
 
2 大学卒業(学位取得)を目指せます。
 
大学卒業資格の「学士(教養)」の学位取得ができます。
 
3 学費を抑えて学べます。
 
入学料 全科履修生 …… 24,000円
  選科履修生 …… 9,000円
  科目履修生 …… 7,000円
授業料 1単位 …… 6,000円
  卒業までに必要な費用は、706,000円~です。
2024年度第1学期より授業料を改定いたします。
詳細はこちらからご確認ください。
 
4 入学試験はありません。
 
・学力試験はなく書類選考のみで入学できます。
・入学機会は、4月・10月。 年2回あります。
出願期間 4月入学:11月下旬~3月中旬
10月入学:6月中旬~9月中旬
※詳細はウェブサイトあるいは募集要項をご覧ください
 
 
 
放送大学では、BSテレビ・ラジオ、インターネットによる放送授業、 学習センターや面接授業の活用など、自分のペースで学習を進められます。
 
1 放送授業
 
BS放送の「授業番組」と「印刷教材(テキスト)」の2つで学習を進め、
「通信指導」提出後、単位認定試験を受験することで単位修得をめざします。
(BS放送はテレビ・ラジオ。一部を除き、インターネットでも配信。)
 
2 オンライン授業
 
インターネットに接続されたパソコンなどを使い受講します。
講義を視聴し課題(選択式問題、レポート、ディスカッションなど)に取り組みます。
場所や時間に縛られることなく自分のペースで学ぶことができます。
 
3 面接授業(スクーリング)
 
面接授業(スクーリング)は、実際の教室で学友たちと一緒に受ける授業です。
全国50カ所の学習センターと7カ所のサテライトスペースで、年間約3,000クラスの授業が開講されています。
 
 
 
入学の機会は4月と10月の年2回あります。書類による選考のみです。学力試験はありません。
全科履修生として入学するには、満18才以上で、高等学校卒業・高等学校卒業程度認定試験合格などの大学入学資格が必要です。

放送大学は、「教養学部教養学科」という1学部1学科のみの単科大学です。目的に合わせた学生の種類を設けています。

全科履修生

大学卒業を目指し複数年在籍する。在籍期間は最長10年(編入学等を除く)所定の期間在籍し所定の単位を修得する。

 

「全科履修生」として卒業を目指し複数年在籍する方は、コースに所属します!
選科履修生

興味ある科目を短期間で学ぶ。在学期間は1年間(2学期間)
科目履修生

興味ある科目を短期間で学ぶ。在学期間は半年(1学期間)
※在学期間終了後は、再入学することができます。全科履修生として再入学の場合、単位が認定されます。※その他、ある特定の期間、特定の授業科目を履修する「集中科目履修生」等があります。
全科履修生
選べる6つのコース

放送大学では、豊かな教養を培いながら幅広い分野を学べ、キャリアアップ・趣味の充実・家庭や地域社会の問題解決など、実生活に即した専門的な学習を深める6つのコースを用意しています。全科履修生はその内の1コースを選択して所属します。ぜひ、あなたにぴったりのコースを見つけてください。
1 生活と福祉コース
 
生活と福祉コース

 

日常の衣食住に関連すること、家族、健康、福祉等、身近な事柄を対象に学び、人の生活に関わるさまざまな領域を総合的に研究し教育しています。
本コースでは、個人の生活や人生のことだけではなく、家族との関係、地域社会との関係、国際社会との関係まで含め、日常生活世界の課題から、国際共生の課題までを見通して、学際的な諸問題に取り組んでいます。
最終学年には、「卒業研究」(選択科目)で論文の執筆にもぜひチャレンジしてください。

 
授業科目例

食の安全(’21)
新しい食品が持つ安全性の問題、温暖化や紛争による食料自給率の問題など、食の安全性への関心が高まっています。食にまつわる問題を系統的に講義します。

感染症と生体防御(’18)(ComputerBased Testing)
感染症の特徴を正しく理解するとともに、対処するための生体防御について、疾患との関係も踏まえながら講義を行います。


1 心理と教育コース
 
心理と教育コース

 

「教育系」、「心理系」、「臨床心理系」の3つの領域から構成され、広く人間の発達に関わる問題を総合的に研究し教育しています。
人間の発達過程における、社会的・文化的条件、制度的条件、歴史的背景の研究をするのが「教育系」、発達過程における心身の機能や構造の発達変化を研究するのが「心理系」、その発達過程で生じる困難・障害・悩み等の不適応上の問題の原因や、治療・援助等を研究するのが「臨床心理系」です。

 
授業科目例

教育・学校心理学(’20)
学校教育との関わりで子ども達の発達の実態や教育の実際を心理学の視点から概観します。前半では主に学習指導の面を、後半では教育相談、特別支援教育など、児童生徒の支援に関わる面を取り上げます。

心理学統計法(’21)
心理学で用いる統計的手法について、基礎的な理論から、実践的な分析手法まで、実際に行うためのノウハウについて解説します。


1 社会と産業コース
 
社会と産業コース

 

法律、政治、社会、経済、経営、会計、環境、デザイン、農業、工業等の幅広い領域にわたるコース。
人と人とのネットワーク、人と自然とのネットワークの基本的な性質を理解し、私たちを取り巻く制度の設計・運営・管理の基本を学び、その利点と欠点を見直すことで、災害や危機を乗り越える力を築き、ビジネス、産業、自然環境、社会環境等の現代社会の問題についての認識を深めます。

 
授業科目例

経済社会を考える(’19)
現代の経済社会の変化について考える科目です。人間の経済社会には、生産者の社会と、消費者の社会の二面性が存在します。これらが近代から現代にかけて、どのような変化を見せるのか考えていきます。

市民生活と裁判(’22)(ComputerBased Testing)
一般市民が遭遇する可能性のある代表的な紛争について、その発生から予防や解決のために必要とされる基本的な法律知識を解説。裁判の機能、裁判の基本構造、手続きの特徴等を分かりやすく解説していきます。


1 人間と文化コース
 
人間と文化コース

 

哲学、美学芸術、歴史学、地域文化研究、文学、言語文化、人類学、比較文化等の分野。
これらの分野のひとつひとつが重なりあった人間の文化を研究するコースです。
さまざまな視点から広くかつ深く学ぶことで、実践的な考え方を身につけることを目指します。自分や自分の周囲を発見し、人類の歴史、文化、社会を知り、真の自分を発見する学問です。

 
授業科目例

『方丈記』と『徒然草』(’18)
日本の古典文学の中でもよく知られ、後世の文学や美術への影響力が大きかった2作品。明晰な論理性と気韻に富む文体で、圧倒的な写実力と説得力を特徴としている両作を味読します。

アメリカの芸術と文化(’19)
大衆を巻き込んでポピュラーな展開を見せた20世紀アメリカの文芸、美術、音楽、映像の諸例に幅広くふれ、現代という時代がいかにして立ち上がり、進展してきたのかを考察します。


1 情報コース
 
情報コース

 

コンピューターや通信システム、ソフトウェアの仕組みや処理される情報の性質を理解して、情報や情報通信技術と人間や社会とのかかわりを学び、「情報」からさまざまな問題を解決する術を身につけることを目指します。

 
授業科目例

情報ネットワーク(’18)
情報通信ネットワークを支えている基本技術や機器、インターネットの仕組み等について、また、社会のさまざまな分野で行われている情報ネットワークを利用したサービスについて学習します。


1 自然と環境コース
 
自然と環境コース

 

大きく分けると、「生命・生態系」「物質・エネルギー系」「宇宙・地球系」「数理系」の分野から成り立つコース。生物学、物理学、化学、天文学、地球科学、数学に加えて、エネルギー問題や生態系等の幅広い分野を学べます。初歩からの科目も多いので自然科学を初めて学ぶ人も基礎を理解し、導入科目や専門科目への深化を目指すことができます。

 
授業科目例

ダイナミックな地球(’21)
地球科学への入門科目。地球内部から表層環境、宇宙との関係まで、さまざまな時間・空間スケールへ視点を移動させながら、進化しダイナミックに変動する地球について学びます。

暮らしに役立つバイオサイエンス(’21)
人類の歴史の中で、より豊かな暮らしを求め始まった科学と考えられるバイオサイエンス。その中でも重要な微生物学。暮らしに貢献する微生物を人類はどのように利用し、どのように利用しようとしているのかを解説します。

※その他、基盤科目(外国語など)もあります。

放送大学の大学院

学士の学位取得後、「修士の学位を取得したい」「興味のあるテーマの学びをさらに究めたい」など、それぞれの希望に合わせて学べるのが、放送大学大学院(「文化科学研究科文化科学専攻」の1研究科1専攻)。目的や志向に合わせて、修士全科生、修士選科生、修士科目生が選べ、修士全科生は7つのプログラム(生活健康科学プログラム、人間発達科学プログラム、臨床心理学プログラム、社会経営科学プログラム、人文学プログラム、情報学プログラム、自然環境科学プログラム)があり、入学試験に合格する必要があります。また、修士課程修了後は博士後期課程(6つのプログラム)も設けられています。

科目群履修認証制度 「放送大学エキスパート」

放送大学が実施している教育プログラム(履修証明プログラム)で、学校教育法第105条「履修証明制度」(*)に対応しています。各プランに沿って専門分野を体系的に学び、申請することで、修了者には法に基づく認証状・証明書・証明カード等が交付されます。履歴書への記載や、博物館などボランティア活動での提示など、ご自身の活動やキャリアアップに役立ちます。

*用語解説

学校教育法第105条「履修証明制度」とは、社会人などを対象とした、新しい履修・学習の証明制度。大学などが開設した、一定のまとまりある教育プログラム(履修証明プログラム)の修了者に対して、法に基づくプログラムであることを示した「履修証明書」を交付できる制度です。

福祉や健康から宇宙、工学まで。
幅広い分野から選べるさまざまなプランをご用意しています。

※本制度は本学の卒業要件ではなく、必ずしも取得する必要はありません。
※各プランの対象科目など詳細は、放送大学ウェブサイト「放送大学エキスパート」や、
小冊子『科目群履修認証制度(放送大学エキスパート)』を確認してください。

インターネットで

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