【学習センター機関誌から】卒業生のことば

〈全科履修生〉小野寺 松美

放送大学入学のきっかけは、幼稚園教諭の免許を取得するためでした。選科履修生として3年在籍。なんとか免許を取得しました。全科生になるつもりはありませんでした。何故なら、日々8時間以上のフルタイムです。それに、基礎科目の外国語は必修。「英語が難しくて、入学したけど途中であきらめてしまった。」と前年に高卒の姪が話していた事もその原因でした。

「そんなに英語が難しいなら、年をとった私が大学卒業目指すなんて無理に決まってる。」と思ったのです。でも、「英語で描いた日本」を何気なく試しに開いてみてみました。

すると、その内容は、私達の日本文化の体験と紹介と英語での分析でした。最後まで見ていたら、講師だったジョン・ブロウカリング先生は、この撮影終了後お亡くなりになっていました。その事がむしろ、私のためらう気持ちを拭い去ってくれました。命がけで、先生が学ぶ事の大切さを教えてくれているような気がしたのです。そして思い切って入学しました。

その後5 年間、つらい日は先生を思い出しながら乗り越えてきました。また、入学してみると、講師の先生方の教えは、どれも素晴らしくて、学ぶ事の喜びを教えてもらえる物ばかりでした。私の視野を広くして下さいました。時には、夫婦で放送大学の先生方の講義を聴く事もあり、二人揃ってプラスの影響を与えてもらいました。あっという間の5年でした。

多くの学びの機会を与えて頂いた事に心から感謝しています。また、宮城学習センターで学習している時にも支えて下さった職員の先生方(退職された方々)にも感謝致しています。有難うございました。

宮城学習センター機関誌「ハローキャンパス」118号より

公開日 2021-10-15  最終更新日 2022-11-11

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